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同じ中山競馬場ではあるものの、本番より200m短い距離で行われる皐月賞トライアル。古くはコダマ、シンザン、ハイセイコー、キタノカチドキ、テンポイント、ミホシンザンといった競馬史に残る名馬が勝ち馬として名を連ねている。1990年以降の勝ち馬では、第41回(1992年)のミホノブルボン、第52回(2003年)のネオユニヴァース、第55回(2006年)のメイショウサムソンが二冠馬に、第43回(1994年)のナリタブライアン、第60回(2011年)のオルフェーヴルが三冠馬に輝いた。また、第64回(2015年)のキタサンブラックは、のちに2016年、2017年と2年連続で年度代表馬に選出される躍進を遂げている。
1952年に東京芝1800m で行われる4歳(現在の3歳)牡馬・牝馬限定の別定重賞として創設。その後、幾度かの変遷を経て1960年から現在と同じ中山芝1800m戦として定着している。1958年から「皐月賞トライアル」の副題を付して実施されているとおり、上位入線を果たした馬に皐月賞の優先出走権が付与されるようになった。1964年に競走名を「フジテレビ賞スプリングステークス(皐月賞トライアル)」に改称。1984年のグレード制導入時にはG2に格付けされた。皐月賞トライアルとしての歴史は弥生賞(現在の弥生賞ディープインパクト記念)より長く、勝ち馬を中心に複数のG1タイトルを獲得することになる歴史的名馬が出走しているケースも少なくない。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第73回 |
2024年3月17日
中山
芝1800m
|
シックスペンス
美
牡3 C.ルメール
国枝栄
|
第72回 |
2023年3月19日
中山
芝1800m
|
ベラジオオペラ
栗
牡3 横山武史
上村洋行
|
第71回 |
2022年3月20日
中山
芝1800m
|
ビーアストニッシド
栗
牡3 岩田康誠
飯田雄三
|
第70回 |
2021年3月21日
中山
芝1800m
|
ヴィクティファルス
栗
牡3 池添謙一
池添学
|
第69回 |
2020年3月22日
中山
芝1800m
|
ガロアクリーク
美
牡3 L.ヒューイットソン
上原博之
|
第68回 |
2019年3月17日
中山
芝1800m
|
エメラルファイト
美
牡3 石川裕紀人
相沢郁
|
第67回 |
2018年3月18日
中山
芝1800m
|
ステルヴィオ
美
牡3 C.ルメール
木村哲也
|
第66回 |
2017年3月19日
中山
芝1800m
|
ウインブライト
美
牡3 松岡正海
畠山吉宏
|
第65回 |
2016年3月20日
中山
芝1800m
|
マウントロブソン
美
牡3 A.シュタルケ
堀宣行
|
第64回 |
2015年3月22日
中山
芝1800m
|
キタサンブラック
栗
牡3 北村宏司
清水久詞
|
第63回 |
2014年3月23日
中山
芝1800m
|
ロサギガンティア
美
牡3 M.デムーロ
藤沢和雄
|
第62回 |
2013年3月17日
中山
芝1800m
|
ロゴタイプ
美
牡3 C.デムーロ
田中剛
|
第61回 |
2012年3月18日
中山
芝1800m
|
グランデッツァ
栗
牡3 M.デムーロ
平田修
|
第60回 |
2011年3月26日
阪神
芝1800m
|
オルフェーヴル
栗
牡3 池添謙一
池江泰寿
|
第59回 |
2010年3月21日
中山
芝1800m
|
アリゼオ
美
牡3 横山典弘
堀宣行
|
第58回 |
2009年3月22日
中山
芝1800m
|
アンライバルド
栗
牡3 岩田康誠
友道康夫
|
第57回 |
2008年3月23日
中山
芝1800m
|
スマイルジャック
美
牡3 小牧太
小桧山悟
|
第56回 |
2007年3月18日
中山
芝1800m
|
フライングアップル
美
牡3 横山典弘
藤沢和雄
|
第55回 |
2006年3月19日
中山
芝1800m
|
メイショウサムソン
栗
牡3 石橋守
瀬戸口勉
|
第54回 |
2005年3月20日
中山
芝1800m
|
ダンスインザモア
美
牡3 蛯名正義
相沢郁
|
第53回 |
2004年3月21日
中山
芝1800m
|
ブラックタイド
栗
牡3 横山典弘
池江泰郎
|
第52回 |
2003年3月23日
中山
芝1800m
|
ネオユニヴァース
栗
牡3 M.デムーロ
瀬戸口勉
|
第51回 |
2002年3月17日
中山
芝1800m
|
タニノギムレット
栗
牡3 四位洋文
松田国英
|
第50回 |
2001年3月18日
中山
芝1800m
|
アグネスゴールド
栗
牡3 河内洋
長浜博之
|
第49回 |
2000年3月19日
中山
芝1800m
|
ダイタクリーヴァ
栗
牡3 高橋亮
橋口弘次
|
第48回 |
1999年3月21日
中山
芝1800m
|
ワンダーファング
栗
牡3 幸英明
領家政蔵
|
第47回 |
1998年3月22日
中山
芝1800m
|
クリールサイクロン
美
牡3 蛯名正義
稲葉隆一
|
第46回 |
1997年3月16日
中山
芝1800m
|
ビッグサンデー
栗
牡3 蛯名正義
中尾正
|
第45回 |
1996年3月24日
中山
芝1800m
|
バブルガムフェロー
美
牡3 岡部幸雄
藤沢和雄
|
第44回 |
1995年3月26日
中山
芝1800m
|
ナリタキングオー
栗
牡3 南井克巳
中尾謙太
|
第43回 |
1994年3月27日
中山
芝1800m
|
ナリタブライアン
栗
牡3 南井克巳
大久保正
|
第42回 |
1993年3月28日
中山
芝1800m
|
マルチマックス
栗
牡3 田中勝春
橋田満
|
第41回 |
1992年3月29日
中山
芝1800m
|
ミホノブルボン
栗
牡3 小島貞博
戸山為夫
|
第40回 |
1991年3月24日
中山
芝1800m
|
シンホリスキー
栗
牡3 武豊
岩元市三
|
第39回 |
1990年3月25日
中山
芝1800m
|
アズマイースト
美
牡3 菅原泰夫
仲住芳雄
|
第38回 |
1989年3月26日
中山
芝1800m
|
ナルシスノワール
栗
牡3 菅原泰夫
田之上勲
|
第37回 |
1988年3月27日
東京
芝1800m
|
モガミナイン
美
牡3 安田富男
古山良司
|
第36回 |
1987年3月29日
中山
芝1800m
|
マティリアル
美
牡3 岡部幸雄
田中和夫
|
第35回 |
1986年3月30日
中山
芝1800m
|
サニーライト
美
牡3 大塚栄三郎
吉野勇
|
第1回(1952年)は3月10日。第2~6回(1953~1957年)は3月下旬。第7~9回(1958~1960年)は4月上旬。第10~14回(1961~1965年)は3月下旬。第15~20回(1966~1971年)は3月下旬~4月中旬に転々と開催。第22~45回(1973~1996年)は3月下旬。第46回(1997年)以降は3月中旬~下旬に開催されている。なお、第17回(1968年)は東京競馬場改修工事の影響にともない4月28日に施行。第21回(1972年)は馬インフルエンザの流行にともない5月7日に、第35回(1986年)は降雪にともない3月30日に、第60回(2011年)は東日本大震災の影響にともない3月26日に、それぞれ順延して開催された。
施行場所:中山芝1800m 出走資格:3歳牡馬・牝馬 1着賞金:5400万円 負担重量:馬齢重量
1952年 | 東京芝1800m、4歳(現在の3歳)牡馬・牝馬、別定、「スプリングステークス」として創設 |
1954年 | 負担重量を定量に変更 |
1955年 | 施行距離を芝1600mに変更 |
1956年 | 負担重量を別定に変更 |
1958年 | 競走名を「スプリングステークス(皐月賞トライアル)」に改称施行場を中山芝1700m、負担重量を定量に変更上位5着に皐月賞優先出走権を付与 |
1960年 | 施行距離を芝1800mに変更 |
1964年 | 競走名を「フジテレビ賞スプリングステークス(皐月賞トライアル)」に改称東京芝1800mで施行 |
1968年 | 東京競馬場改修工事の影響にともない4月28日に施行 |
1972年 | 馬インフルエンザの流行にともない5月7日に順延東京芝1800mで施行 |
1984年 | G2(国内独自)に格付け |
1986年 | 降雪にともない3月23日から3月30日に順延 |
1988年 | 東京芝1800mで施行 |
1991年 | 皐月賞優先出走権取得条件を上位3着に変更 |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
2002年 | 混合競走に指定 |
2003年 | 負担重量を馬齢重量に変更 |
2007年 | 格付け表記をJpn2に変更 |
2010年 | 国際競走に指定、国際G2に格付け |
2011年 | 東日本大震災の影響にともない3月20日から3月26日に順延阪神芝1800m(外)で施行「スプリングステークス(皐月賞トライアル)」の競走名で実施 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |