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トップハンデでも力が違う! テーオーロイヤルが勝ってGⅠ戦線に舞い戻る。
距離延長とともに頭角を現し、昨年10月の1勝クラスから今年2月のダイヤモンドSまで破竹の4連勝。勢いに乗って挑んだ天皇賞・春は3着に終わったが、タイトルホルダーを捕まえようと早めに動いたもの。自分のタイミングでスパートしていれば、2着ディープボンドとの1馬身差は逆転していたか。
その足跡を思えば、秋初戦の産経賞オールカマー5着は物足りない。好位から手応え十分に直線を向いたが、ラスト1ハロンで脚いろが鈍った。ただ、菱田騎手に悲観の色はなく、「けいこで動ける状態だと思ったけど、当日の返し馬ではいつもの迫力がなく感じが違った。休み明けというのもあったと思う」と振り返る。
ならば、ひと叩きされた今回は本領発揮だ。輸送を考慮して2日こそ控えめだったが、10月30日のCWコースは6ハロン82秒3、ラスト1ハロン11秒5と意欲的。「一度使って体調は上がっている。心肺機能の優れた馬なので距離は長ければ長いほどいい」と岡田調教師。3日のJBCクラシックでは同馬主のテーオーケインズが快勝しており、今度は芝長距離の〝帝王〟が重賞2勝目だ。
〝究極の3連単〟はロイヤルを1着に固定。過去10年【2・0・2・0】と馬券率10割の3歳馬キラーアビリティを2、3着に据えた12点で勝負する。(夕刊フジ)