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弥生賞2着の2歳王者リオンディーズが、栗東CWコースで桜花賞ジョッキーとピタリ折り合った。
元気が良すぎて早めに動いた弥生賞からすっかりイメチェンだ。前走でガス抜きができたのか、けさの3頭併せでは“静”に徹した。ネオアトラクションの2馬身後ろにハッピーモーメントがつけて、さらに2馬身後方にリオン。桜花賞をジュエラーで制したばかりの波に乗るミルコが跨り、行きたがる仕草など見せることなく加速した。
内に入った直線も手綱は絞られたまま。中ハッピーに1馬身遅れ、外ネオとは併入と派手な内容ではなかったが、余力十分に絶好の気配。ハロー直後のクッションのいい馬場とはいえ、ラスト1Fを11秒8で駆け抜けたのだから文句はない。
「先週、強めにやったし、(角居)先生とも話して強い調教はいらないと。それでも最後はいい脚を使ってくれたね」とミルコ。歴代最多の4勝を誇る皐月賞へ勝つ気満々で、「前走は少し掛かったけど、いい経験をした。マカヒキは強いけど僕の馬もポテンシャルはあるし、自信はある。いいペースなら前のグループのすぐ後ろから運びたい」とキッパリ。チューリップ賞2着から逆転した先週同様、クラシック連勝へ笑顔だ。
菊花賞を制した半兄エピファネイアが2着に敗れた舞台だが、角居調教師も「兄より細かく脚を使える。前走はジョッキーがあの位置で我慢させてくれた。それが生きてきそうだ」と、負ける気など一切ない。(夕刊フジ)
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