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上半期のマイル王を決定する安田記念(GI、芝1600メートル)が8日に東京競馬場で行われる。前哨戦の京王杯SCで2着になったクラレントは東京巧者の実力馬で、昨年のエプソムCではジャスタウェイに完勝。ワンアンドオンリーで悲願のダービー制覇を遂げた橋口弘次郎調教師(68)は、2週連続GI制覇へ力が入っている。
悲願のダービー制覇を成し遂げた厩舎の勢いにクラレントも乗っていく。ワンアンドオンリーでダービートレーナーに輝いた橋口調教師が、2週連続GI制覇を狙う。
「(自身が手がけたハーツクライの子で勝った)先週もドラマだったけど、今週も勝ったらドラマやね」
全休日明けの3日は、関係者から次々に「おめでとうございます」と祝福の言葉をかけられた。「これがダービーなんだね」と喜びをかみしめていた。
クラレントはワンアンドオンリーと同じノースヒルズの生産馬で、かつて管理していたダンスインザダーク産駒。橋口師が制した04年安田記念の勝ち馬ツルマルボーイもダンスインザダークの子だった。
「何匹も(柳の下に)どじょうはいないと思うけど、それにしても(スポーツ紙や競馬週刊誌の)印が少ないな。メンバーはそろったけど、ぶざまなレースにはならないよ」と自信をのぞかせる。