「僕は帰ってきました！」の名言から１年、武豊騎手がダービー６勝目を狙うトーセンスターダムが、栗東ＣＷコースで豪快に動いた。

　無敗で臨んだ皐月賞で１１着だったが、「中山は３～４コーナーの馬場が悪く力を出せなかった。パンパンの良馬場のほうがいい」と巻き返しを期す。けさは自ら跨り６Ｆ８２秒２－６６秒３－５１秒８－３７秒８－１１秒７。Ｇ前追われ、中ローザズカレッジ（４歳５００万下）を２馬身、外サトノシーザー（５歳５００万下）を４馬身突き放した。

　「馬場が重いなかでもしっかり走れていた。状態は良さそう」と合格点を与えたが、「もっと良くなる余地はある。今の走りだと勝てない」と厳しい本音も。

　とはいえ、「ダービーで一番いい走りができるよう乗ってきた。本番で秘めた力がいきなり出れば。キズナだって毎日杯から急に、オッと思わせる走りを見せた」と、ディープインパクト産駒のここぞの爆発力を見込んでいるのも確かだ。あと１週間、どれだけ上昇するかがカギだろう。

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