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09年ドリームジャーニー以来の“同一年春秋GP制覇”を目指すのが宝塚記念の覇者マリアライト。女傑のラストランは、偉大な記録へのビッグチャレンジとなる。
気になるのは状態面か。産経賞オールカマー5着、エリザベス女王杯6着とこの秋は不発。しかし「前走は1コーナーの不利がすべて。あれがなければ間違いなく勝ち負けだった。2走前とは違って、前走では完全に走れる体に戻っていたから」と、主戦・蛯名騎手は巻き返しへ手応えを隠さない。
有馬記念には2年連続の参戦。昨年は大外(16)番枠から0秒1差4着と、見せ場以上の健闘を見せた。そのことも、ベテランをその気にさせる。
「去年は勝ちにいく競馬をして、あの着差だからね。それでゴールドアクターが漁夫の利を得た面もあったと思う。とにかく春(宝塚記念)だって、かなり強いところとやってきたんだから」
昨年のエ女王杯は6番人気、今年の宝塚記念は8番人気。ともに伏兵の立場から主役に襲いかかった。人気的に追う立場に戻るであろう今回、その底力が怖い。(夕刊フジ)
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