２０日の京都５Ｒ２歳新馬（芝１８００メートル）は、武豊騎手騎乗の１番人気トーセンスターダム（牡、栗東・池江泰寿厩舎）がゴール前で差し切りＶ。タイムは１分５２秒６（重）。

　バラついたスタートだったが、外からリバーソウルが先頭に立つ。内のショウサンミーベル、中からキーカレンシーもこれに続くが、人気のトーセンスターダムが行く気を見せて２番手に押し上げた。流れは遅く、出遅れた馬たちもすぐに馬群に取り付いて８頭が一団となって直線に向かう。逃げるリバーソウルと、マークするトーセンスターダムが後続を突き放して完全なマッチレース。リバーソウルも懸命に食い下がったが、相手に粘りを見届けてからステッキを使われたトーセンスターダムがきっちりと前をかわし、着差以上に余裕のある内容で初陣を飾った。クビ差２着が３番人気リバーソウル。さらに５馬身離れた３着が５番人気のショウサンミーベルだった。

　トーセンスターダムは、父ディープインパクト、母アドマイヤキラメキ、母の父エンドスウィープという血統。おじにＧＩ天皇賞・秋を制したトーセンジョーダン、ＧＩＩ京都新聞杯を制したトーセンホマレボシがいる。１歳夏のセレクトセール１歳部門で、２億６２５０万円（税込み）で落札されていた。

　武豊騎手は「乗り味が良くて、すごくいい馬ですね。まだ自分から進んでいく感じではないけど、そのぶん、奥の深さを感じるし、レース慣れしてくれば、もっと良くなりそうですね」と期待馬の将来性に期待を寄せていた。

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