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新潟競馬場では11日にサマーマイルシリーズ第2戦のGIII関屋記念が行われる。昨年の覇者ドナウブルー、シリーズ初戦の中京記念を連覇したフラガラッハも出走予定だが、それ以上に注目したいのがジャスタウェイ。夏の新潟に良績があり、コンビを組むのは同レース3勝の福永騎手。昨年のアーリントンC以来となる重賞2勝目を狙う。
1年半近く勝ち運に見放されているが、実力は折り紙つき。ジャスタウェイが真夏の越後路で、昨年2月のアーリントンC以来となる勝利を目指す。
「暑さにへこたれる様子もなく、カイバをしっかり食べています。いい状態をキープしていて、ここにきて体質もしっかりしてきました」
担当の榎本調教助手がデキの良さを強調した。
体質面の強化は調教タイムに表れている。7月31日に栗東の坂路で行われた1週前追い切りは福永騎手が騎乗し、4ハロン52秒6、ラスト1ハロン12秒4をマークし、シャープな動きを披露した。
「以前と比べると、乗った感覚よりも時計が速い。ラスト1ハロン12秒台を楽に出せるようになりました。歩幅が伸びたような気がしますし、パワーアップしています」と同助手は証言する。
前走のエプソムCはイレ込みがきつく、痛恨の出遅れ。それでも後方から上がり3ハロン32秒7とメンバー最速の末脚で追い上げ、勝ったクラレントにハナ差2着まで迫った。
「前回は(追い切りで)ジョッキーを乗せて2週連続でビッシリやったことで、イレ込んでしまったのかも。その点を考慮し、今週はそれほどやらないつもりです。本来はゲートも悪くないから、流れに乗った競馬ができれば」と榎本助手は好勝負を見込む。