★道悪苦にしない〔１〕フェイムゲーム

　宝塚記念は２０１４年６着以来、２度目の参戦となる。豪州遠征も経験している６歳馬は、馬運車を降りてからも堂々とした脚どりで馬房に入ってリラックス。「順調に輸送できて、到着後も元気ですね。道悪が残っても苦にするタイプではない。海外遠征などいろいろ経験を積んで気性面も大人になっている。メンバーは強いが、いいところを見せてくれれば…」と菊池助手。

★縦長の展開希望〔２〕アンビシャス

　坂路を４ハロン６６秒２－１６秒３でゆっくりと駆け上がった。音無調教師は「今回はビシビシやっているが、馬体重はプラスになると思う。道悪はやったことがないのでわからないが、どんな馬場になろうと条件は同じ。できれば（隊列が）団子にはなってほしくない」と話した。

★たくましく成長〔３〕キタサンブラック

　坂路を４ハロン７３秒９－１８秒２とゆったりと駆け上がった。「充実しているし、いい具合に仕上がった。これだけやってきても体は減らない。たくましくなったね」と押田助手。同世代のドゥラメンテとはダービー以来の再戦。「強い馬だけど、あの頃よりうちのも力をつけているし、差は詰まっていると思う」と愛馬の力を信じている。

★馬場味方に一発〔４〕ワンアンドオンリー

　坂路を４ハロン６４秒５－１５秒０で駆け上がり、最終調整を終えた。「この中間はＣＷコースで追い切って動きは良くなっている。もともと頭が高いが重心が低くなってリズムよく走れている。状態は問題ないし、時計がかかる馬場もいい」と甲斐助手は楽しみな様子。

★いい状態を維持〔５〕シュヴァルグラン

　滋賀県・栗東トレセンでの最終調整。角馬場で体をほぐしてから坂路をテンポ良く駆け上がり、４ハロン（８００メートル）６５秒４－１５秒４をマークした。「前走よりピリピリしていないし、雰囲気はいいですね。いい状態を維持しています」と林助手。「京都に比べて、阪神の方がパドックで落ち着いて歩くのでいいですね。ここでいい競馬をしてくれれば今後が楽しみです」と笑顔で送り出す。

★落ち着き好気配〔６〕ラストインパクト

　坂路を４ハロン６５秒８で軽快に駆け上がった。「落ち着いていて、いい雰囲気ですね。道悪は難しいところがあるので、できればいい馬場でやりたい」と角居調教師。

★昨年と遜色なし〔７〕ラブリーデイ

　坂路を４ハロン６２秒９－１４秒０をマーク。軽くしまいを伸ばし、リラックスした好気配を漂わせた。「雰囲気は良かったです。順調に調整できていると思う。過程は違いますが、去年と比較しても遜色ないデキだと思う」と池江調教師は力を込めた。

★馬体引き締まる〔８〕ステファノス

　栗東ＣＷコースで軽めキャンターの最終調整。「追い切ってからも順調で何も問題なく元気いっぱい。使って体が締まってきたし、少しズブさがあるので２走目の今回の方が動けると思う」と藤原助手。「枠もいいところが当たったし、馬場が乾きそうなのもいい。（昨年の）天皇賞・秋（２着）ぐらい走れれば」と期待を込めた。

★早めの輸送が吉〔９〕ドゥラメンテ

　金曜（２４日）輸送で、この日は厩舎周りの引き運動を約１時間。輸送の疲れも取れたようで、落ち着きがあって雰囲気は上々だ。「落ち着いていますが、馬房では環境が変わったことでカイバを少し残したりして馬体も少し減っています。ただ許容範囲なので、もう１日あれば問題ないと思います」と橋本助手。早めの輸送が吉と出そうだ。

★馬場回復を願う〔１０〕カレンミロティック

　午前４時過ぎに坂路に姿を見せ、４ハロン６８秒４でリズミカルに登坂。平田調教師は「状態は変わりない。キタサンブラックを内に見ながら、前走のような競馬が理想。荒れた馬場はよくないので、このまま雨が降らなければ」と、馬場の回復を願った。

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