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今週の東西調教ウオッチャーは、東京のサンスポ賞フローラSと、京都のマイラーズC。美浦からは東京サンスポの藤沢記者、栗東からは大阪サンスポの片山、森本記者が参戦。混戦の両レースで、好調教の伏兵をピックアップした。
森本 まずはサンスポ賞フローラSから。デリケートな3歳牝馬の争いで、時として大穴も出る。今年のメンバーを見ると穴気配も漂うな。栗東からいこか。
片山 はい、クロコスミアの動きが良かった。400キロそこそこの小柄な馬が、重い坂路をものともせずに、回転の速いフットワークで駆け上がってきましたわ。前走のチューリップ賞は7着ながら、いい脚で伸びていたし、勝ち星がある東京コースもいい材料やと思います。
森本 “ホーム”の美浦はどうや。
藤沢 人気でしょうがフロンテアクイーンは併せ馬で躍動感のある走り。反応も上々でした。皐月賞をディーマジェスティで勝った蛯名騎手も好感触を得ていたようです。
森本 ほかにも注目馬はいるかな。
藤沢 アグレアーブルは力強い走りで、ラストまでしっかりと伸びていました。5カ月ぶりですが、久々を感じさせません。
森本 出走馬すべて関西馬のマイラーズCは、ダノンリバティやね。チップを入れ替えた坂路で4ハロン51秒6の好時計。それも余裕残しでラストも13秒を切っている。併走馬を1馬身半突き放した動きも力強かった。あとクラレント。併せた弟のレッドアリオンも良かったが、先着して兄貴の貫禄を見せた動きは目を引いた。
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