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夏の北海道シリーズがスタートする。今年は函館2開催(6週)&札幌2開催(7週)で計13週。開幕週を彩るのは11日のサマースプリントシリーズ第1戦「第30回函館スプリントS」だ。昨年に3歳で制したナムラクレアはシリーズチャンプに輝いており、今年も生きのいい若駒に注目したい。
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3歳牝馬ブトンドールは昨夏の函館で新馬戦―函館2歳Sを連勝した。7ハロンのファンタジーSでは2着に踏ん張ったが、マイルは距離が長く阪神JFは10着、今年の桜花賞も9着に敗れた。2戦無敗の函館6ハロンに替わって快速をフルに生かす。
1週前には栗東坂路でラスト1ハロンの一番時計11秒3を馬なりで叩き出した。「函館は相性がいいし、力のいる馬場は向いているので楽しみ」と池添調教師は手応え十分だ。52キロで戦えるのも有利。ベストの舞台で新たなスタートを切る。
同じく3歳牝馬のリバーラはファンタジーSでブトンドールを抑えて逃げ切った。阪神JF18着、桜花賞TRフィリーズレビュー12着から間隔を空けて立て直している。函館は初めて走るが、新潟で未勝利勝ちしており、平坦コースは合っている。
ヴィズサクセスは福島でOP特別のモルガナイトSを逃げ切った。函館は2勝をあげる得意なコース。重賞初制覇を狙っている。(夕刊フジ)