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3月10日の名古屋11Rで行われた第45回名古屋大賞典(JpnIII、4歳以上オープン、別定、ダート・右1900メートル、12頭立て、1着賞金=2200万円)は、川田将雅騎手のクリンチャー(牡8歳、栗東・宮本博厩舎)が単勝1.4倍の断然人気に応えて勝利。クーリンガー(04、05年)以来17年ぶり、史上4頭目となる同レース連覇を果たした。タイムは2分3秒4(良)。
アタマ差の2着は中団から早めに仕掛けて先頭に立ち、ゴール寸前まで粘ったケイアイパープル(2番人気)。2着から4馬身離れた3着には、果敢に逃げたジンギ(5番人気)が入った。
名古屋大賞典を勝ったクリンチャーは、父ディープスカイ、母ザフェイツ、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新冠町・平山牧場の生産馬で、馬主は前田幸治氏。通算成績は33戦7勝(うち海外2戦0勝、地方5戦3勝)。重賞は18年京都記念(GII)、20年みやこS(GIII)、21年佐賀記念(JpnIII)、名古屋大賞典(JpnIII)に次いで5勝目。名古屋大賞典は宮本博調教師が昨年に続き2勝目、川田将雅騎手は14年ダノンカモン、20年ロードゴラッソ、21年クリンチャーに続き4勝目。