〈栗東トレセン〉

　ソダシはダート初挑戦のチャンピオンズＣで１２着。砂２戦目は芝で３戦３勝だったマイル戦で復権を狙う。坂路を駆け上がり、１６日の追い切りに備えた。今浪厩務員は「ジョッキーが乗った１週前追い切り後から、反応がグワーッとくるようになった。レースが近付いてきたことを馬が理解している。いい雰囲気だよ」と笑顔で語った。

　ソリストサンダーは根岸Ｓで身上の末脚を発揮できずに９着。叩き良化型で、重賞Ｖがある距離はプラス材料だ。高柳大調教師は「前走は結果的に距離が短かったです。順調にきていて一度叩いての上積みもあります。武蔵野Ｓの再現をしたいですね」と話した。

　タイムフライヤーの根岸Ｓ６着は出遅れが響いた。それでもラストは鋭く脚を伸ばして見せ場を作った。橋口調教師は「使ってさらに良くなっています。７歳ですが、バランスが良くなっています。マイルも、雨で馬場が軽くなるのもいいですね」と力を込めた。

　エアスピネルは昨年２着を含め、同舞台ではすべて重賞で【０・２・１・０】と好相性。チャンピオンズＣ９着からの巻き返しを期す。「変わりなく順調。９歳になって多少の衰えはあるが、体調はいい。去年ぐらい走れれば」と笹田調教師。

　サンライズノヴァは５年連続の出走。同舞台５勝はメンバー最多だ。音無調教師は「いい感じ。本数をやった方がいいからしっかりやってきた。しまいを生かす形がいいだろうね。気は若いよ」と好気配を伝えた。

　＜美浦トレセン＞

　ダイワキャグニーは２走前の武蔵野Ｓ（８着）でダートに初挑戦。菊沢調教師は「思っていたよりもいい走りをしてくれましたね。ダート２戦目で慣れが見込めるし、５７キロで出られるのもいい。前走（京都金杯２着）で力を見せたし、衰えもないですよ」と８歳の古豪に期待を寄せる。

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