＜美浦トレセン＞

　ＧＩ３勝馬フィエールマンは天皇賞・秋２着後、放牧を挟んで状態はすこぶるいい。「落ち着き払って気配がいい。前走以上、最高と言っていいね。先週の追い切りは文句なし。最終追い切りは単走で十分」と手塚調教師は語った。

　ステイヤーズＳで重賞初勝利を飾ったオセアグレイトはさらに状態がアップしている。「勝った後も元気いっぱい。器用さがあって中山のこの条件は合う。一気に相手は強くなるが、楽しみは持っている」と菊川調教師。

　＜栗東トレセン＞

　ファン投票１位のクロノジェネシスは、天皇賞・秋３着からの巻き返しを狙う。「スタート直後に挟まれたのが痛かったですが、よく伸びていました。十分な走りでしたね。小回りの中山にも対応できる器用さがありますよ」と斉藤崇調教師。

　サラキアはエリザベス女王杯でクビ差２着。馬群の外から際立つ伸びで詰め寄った。山田助手は「中間もいい感じです。引っかからないので、２５００メートルはこなせると思います。小回りコースもいいですね。お終いを生かす競馬で」と語った。

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