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ヴィクトリアマイルの追い切りが8日、東西トレセンで行われた。栗東では一昨年の2歳女王ラッキーライラックが、この日の坂路で一番時計となる4ハロン50秒7の猛時計をマーク。調教評価は最高の『S』で、1年5カ月ぶりのGI制覇へ好仕上がりだ。美浦ではフロンテアクイーンがWコースでこの日2番目に速い5ハロン64秒0を計時し、同じく『S』評価となった。
2017年の2歳女王が、自ら復活ののろしを上げた。ラッキーライラックが、この日の坂路で一番時計となる4ハロン50秒7の猛時計。松永幹調教師は、穏やかながらも確かな自信を口にした。
「時計もよかったし、動きもよかった。順調にこられています。何とか巻き返したいですね」
堂々とした走りっぷりが、完全復活を予感させる。僚馬ギラーミン(1000万下)と併せる形で直線に入ると、鞍上の右ムチ2発に応えて瞬時に加速。各馬が苦しくなる急勾配をラスト1ハロン12秒3でまとめ、約5馬身突き放した。調教評価は最高の『S』。「やれば動く馬ですし、ああいう(大きく先着する)形は想像していました」と指揮官も納得の表情だ。
今年初戦となった2走前の中山記念は、自身を含めGI馬5頭の超豪華メンバー。その強敵相手にハイペースのなか、早めに先頭に立つ強気の競馬で2着を確保し、改めて能力を証明した。
前走のサンスポ杯阪神牝馬Sは単勝1・5倍の1番人気に推されながら、まさかの8着。トレーナーも「たくさんの支持をいただいたのに結果を出せず申し訳なかった」と唇をかんだ。馬群でもまれ、いつもより位置取りも後方。直線でもなかなか進路を確保できなかったが勝ち馬に0秒2差まで追い上げ、「初めて包まれる形になったし、競馬をさせてもらえませんでした。改めて力があるなと感じましたね」と“負けて強し”だったことを強調した。
今回の東京マイルは2歳時のアルテミスSで重賞初制覇を飾った舞台。それ以来の出走で「勝っているコースですし、巻き返したい。直線の長いコース。自分の競馬ができれば、力を出せると思います」と雪辱を誓う。3歳時は、今や世界的名馬となったアーモンドアイと牝馬3冠戦線でしのぎを削った。GI馬4頭がそろう中でも、経験値は胸を張れるはずだ。
「楽な相手ではないですが、この馬もGI馬。昨年はいい結果を出せなかったですが、なんとか結果を出したいです」
一昨年の阪神JF以来、1年5カ月ぶりのGI制覇へ。鬱憤を晴らす準備は整った。 (山口大輝)
★ヴィクトリアMの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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このニュースへのコメント
georgeYama
そのまま信じていいやろか?
2019年5月9日 12:39