1981年に日本初の国際招待競走ジャパンカップが創設され、「世界に通用する強い馬」をつくるべく、芝の競走体系が着々と整備されていった。一方でダート戦線の整備は後れをとっていたが、1995年に中央競馬・地方競馬の交流が活発化したのを機に、ダートの交流重賞戦線が格段にレベルアップ。ダートグレード競走の上位馬が海外に挑戦することも増えていった。そこで、ダートでもジャパンカップのような海外の強豪馬を招く競走を開催しようという機運が高まり、2000年にダートの国際招待競走としてジャパンカップダートを新設。2000～2007年は東京ダート2100m、2008～2013年は阪神ダート1800mを舞台に開催されていた。しかし、施行条件の問題等もあり、ジャパンカップほど国際招待競走としての役割を果たせなかったことから2014年に国際競走へと変更。中京ダート1800mへと舞台を移し、競走名も「チャンピオンズカップ」に改称してリニューアルすることになった（回次はジャパンカップダートから引き継いで数えられる）。なお、第3回（2002年）は東京競馬場の改修工事にともない中山ダート1800ｍで施行されている。

1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。

回数	開催日	優勝馬
第24回	2023年12月3日 中京 ダ1800m	レモンポップ 美 牡5　坂井瑠星 田中博康
第23回	2022年12月4日 中京 ダ1800m	ジュンライトボルト 栗 牡5　石川裕紀人 友道康夫
第22回	2021年12月5日 中京 ダ1800m	テーオーケインズ 栗 牡4　松山弘平 高柳大輔
第21回	2020年12月6日 中京 ダ1800m	チュウワウィザード 栗 牡5　戸崎圭太 大久保龍
第20回	2019年12月1日 中京 ダ1800m	クリソベリル 栗 牡3　川田将雅 音無秀孝
第19回	2018年12月2日 中京 ダ1800m	ルヴァンスレーヴ 美 牡3　Ｍ．デムーロ 萩原清
第18回	2017年12月3日 中京 ダ1800m	ゴールドドリーム 栗 牡4　Ｒ．ムーア 平田修
第17回	2016年12月4日 中京 ダ1800m	サウンドトゥルー 美 セ6　大野拓弥 高木登
第16回	2015年12月6日 中京 ダ1800m	サンビスタ 栗 牝6　Ｍ．デムーロ 角居勝彦
第15回	2014年12月7日 中京 ダ1800m	ホッコータルマエ 栗 牡5　幸英明 西浦勝一
第14回	2013年12月1日 阪神 ダ1800m	ベルシャザール 栗 牡5　Ｃ．ルメール 松田国英
第13回	2012年12月2日 阪神 ダ1800m	ニホンピロアワーズ 栗 牡5　酒井学 大橋勇樹
第12回	2011年12月4日 阪神 ダ1800m	トランセンド 栗 牡5　藤田伸二 安田隆行
第11回	2010年12月5日 阪神 ダ1800m	トランセンド 栗 牡4　藤田伸二 安田隆行
第10回	2009年12月6日 阪神 ダ1800m	エスポワールシチー 栗 牡4　佐藤哲三 安達昭夫
第9回	2008年12月7日 阪神 ダ1800m	カネヒキリ 栗 牡6　Ｃ．ルメール 角居勝彦
第8回	2007年11月24日 東京 ダ2100m	ヴァーミリアン 栗 牡5　武豊 石坂正
第7回	2006年11月25日 東京 ダ2100m	アロンダイト 栗 牡3　後藤浩輝 石坂正
第6回	2005年11月26日 東京 ダ2100m	カネヒキリ 栗 牡3　武豊 角居勝彦
第5回	2004年11月28日 東京 ダ2100m	タイムパラドックス 栗 牡6　武豊 松田博資
第4回	2003年11月29日 東京 ダ2100m	フリートストリートダンサー 外 セ5　Ｊ．コート オニール
第3回	2002年11月23日 中山 ダ1800m	イーグルカフェ 美 牡5　Ｌ．デットーリ 小島太
第2回	2001年11月24日 東京 ダ2100m	クロフネ 栗 牡3　武豊 松田国英
第1回	2000年11月25日 東京 ダ2100m	ウイングアロー 栗 牡5　岡部幸雄 南井克巳

第1～8回（2000～2007年）は11月下旬。第9回（2008年）以降は12月上旬に開催されている。

施行場所：中京ダート1800m（左回り）
出走資格：3歳以上
１着賞金：1億2000万円
負担重量：定量

2014年は「JRA60周年記念」として施行