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その歴史は東京芝1600mにはじまり、幾度かの変遷を経て現在は中山芝1600mでの開催が定着している伝統のハンデ重賞。第19回(1974年)スガノホマレの自身通算5度目となるレコード勝ち、第34回(1989年)マティリアルの復活勝利など、古くから印象深いレースが展開されてきた。とくに日本レコードを更新するタイムで勝利する馬が多いことも特徴的で、2000年代に入ってからも第46回(2001年)ゼンノエルシド、第57回(2012年)レオアクティブ、第64回(2019年)トロワゼトワルが新記録を打ち立てている。厳密にいえば競馬に世界レコードというものは存在しないが、レオアクティブは世界で初めて芝1600mで1分31秒の壁を破った馬としても名を刻むことになった。
1956年に「オータムハンデキャップ」の競走名で創設されたハンデ重賞。東京芝1600mで第1回が施行された。その後、芝1800mやダートを舞台とするなど条件変更をくり返し、1984年から現行の中山芝1600mで定着するようになった。なお、競走名は1959年に「京王杯オータムハンデキャップ」、1998年に「京成杯オータムハンデキャップ」へと改称されている。2012年に「サマーマイルシリーズ」に指定。現在は同シリーズの頂点を争う馬と、マイルチャンピオンシップを目指すトップマイラーが激闘をくり広げている。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第68回 |
2023年9月10日
中山
芝1600m
|
ソウルラッシュ
栗
牡5 松山弘平
池江泰寿
|
第67回 |
2022年9月11日
中山
芝1600m
|
ファルコニア
栗
牡5 吉田隼人
高野友和
|
第66回 |
2021年9月12日
中山
芝1600m
|
カテドラル
栗
牡5 戸崎圭太
池添学
|
第65回 |
2020年9月13日
中山
芝1600m
|
トロワゼトワル
栗
牝5 横山典弘
安田隆行
|
第64回 |
2019年9月8日
中山
芝1600m
|
トロワゼトワル
栗
牝4 横山典弘
安田隆行
|
第63回 |
2018年9月9日
中山
芝1600m
|
ミッキーグローリー
美
牡5 C.ルメール
国枝栄
|
第62回 |
2017年9月10日
中山
芝1600m
|
グランシルク
美
牡5 田辺裕信
戸田博文
|
第61回 |
2016年9月11日
中山
芝1600m
|
ロードクエスト
美
牡3 池添謙一
小島茂之
|
第60回 |
2015年9月13日
中山
芝1600m
|
フラアンジェリコ
美
牡7 田辺裕信
斎藤誠
|
第59回 |
2014年9月14日
新潟
芝1600m
|
クラレント
栗
牡5 田辺裕信
橋口弘次
|
第58回 |
2013年9月8日
中山
芝1600m
|
エクセラントカーヴ
美
牝4 戸崎圭太
堀宣行
|
第57回 |
2012年9月9日
中山
芝1600m
|
レオアクティブ
美
牡3 横山典弘
杉浦宏昭
|
第56回 |
2011年9月11日
中山
芝1600m
|
フィフスペトル
美
牡5 横山典弘
加藤征弘
|
第55回 |
2010年9月12日
中山
芝1600m
|
ファイアーフロート
美
牡4 津村明秀
小笠倫弘
|
第54回 |
2009年9月13日
中山
芝1600m
|
ザレマ
栗
牝5 内田博幸
音無秀孝
|
第53回 |
2008年9月14日
中山
芝1600m
|
キストゥヘヴン
美
牝5 藤田伸二
戸田博文
|
第52回 |
2007年9月9日
中山
芝1600m
|
キングストレイル
美
牡5 田中勝春
藤沢和雄
|
第51回 |
2006年9月10日
中山
芝1600m
|
ステキシンスケクン
栗
牡3 後藤浩輝
森秀行
|
第50回 |
2005年9月11日
中山
芝1600m
|
マイネルモルゲン
美
牡5 柴田善臣
堀井雅広
|
第49回 |
2004年9月12日
中山
芝1600m
|
マイネルモルゲン
美
牡4 後藤浩輝
堀井雅広
|
第48回 |
2003年9月14日
中山
芝1600m
|
ブレイクタイム
栗
牡6 松永幹夫
山本正司
|
第47回 |
2002年9月8日
新潟
芝1600m
|
ブレイクタイム
栗
牡5 松永幹夫
山本正司
|
第46回 |
2001年9月9日
中山
芝1600m
|
ゼンノエルシド
美
牡4 横山典弘
藤沢和雄
|
第45回 |
2000年9月10日
中山
芝1600m
|
シンボリインディ
美
牡4 岡部幸雄
藤沢和雄
|
第44回 |
1999年9月12日
中山
芝1600m
|
サンライズアトラス
栗
牡5 安田康彦
安田伊佐
|
第43回 |
1998年9月13日
中山
芝1600m
|
シンコウスプレンダ
美
牡4 横山典弘
古賀史生
|
第1回(1956年)は9月9日に施行。第10回(1965年)のみ10月24日に施行されているが、創設時から大幅に施行日程が変更されることはなく、現在も9月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:中山芝1600m(右・外回り)
出走資格:3歳以上
1着賞金:4100万円
負担重量:ハンデキャップ
1956年 | 東京芝1600m、4歳(現在の3歳)以上のハンデキャップ戦として創設 競走名は「オータムハンデキャップ」 ヒガシテラオーが芝1600mの日本レコードを更新 |
1957年 | 中山芝1800mで施行 |
1959年 | 競走名を「京王杯オータムハンデキャップ」に改称 ハククラマが芝1600mの日本レコードを更新 |
1961年 | 東京ダート1600mで施行 |
1963年 | 施行距離を芝1800mに変更 |
1964年 | 中山芝1800mで施行 |
1967年 | 中山芝1800mで施行 |
1969年 | 東京ダート1700mで施行 |
1970年 | 施行場を中山芝1800mに変更 |
1971年 | パールトンが芝1800mの日本レコードを更新 |
1974年 | 施行場を東京芝1800mに変更 スガノホマレが芝1800mの日本レコードを更新 |
1975年 | 中山芝1800mで施行 |
1980年 | 施行場を中山芝1800mに変更 |
1981年 | サクラシンゲキがレース史上初の2連覇を達成 |
1984年 | グレード制導入にともないG3(国内独自)に格付け 施行距離を芝1600mに変更 ヨシノエデンが芝1600mの日本レコードを更新 |
1987年 | ダイナアクトレスが芝1600mの日本レコードを更新 |
1988年 | 新潟芝1600m(外)で施行 |
1994年 | 混合競走に指定 サクラチトセオーが芝1600mの日本レコードを更新 |
1998年 | 競走名を「京成杯オータムハンデキャップ」に改称 指定交流競走に指定 |
2001年 | ゼンノエルシドが芝1600mの日本レコードを更新 |
2002年 | 新潟芝1600m(外)で施行 |
2003年 | ブレイクタイムがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2005年 | マイネルモルゲンがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2006年 | 国際競走に指定 |
2007年 | 国際G3に格付け |
2012年 | サマーマイルシリーズに指定 レオアクティブが芝1600mの日本レコードを更新 |
2014年 | 新潟芝1600m(外)で施行 |
2019年 | トロワゼトワルが芝1600mの日本レコードを更新 |
2020年 | COVID-19の流行にともない無観客競馬として開催 トロワゼトワルがレース史上4頭目の2連覇を達成 |