競馬ニュース > 記事
今週の『覆面記者の耳よりトーク』は、天皇賞・秋を徹底取材。トレセンの情報からは高速決着に強く、立ち回りのうまさが光るアルアインがイチ推し。一級品のスピードを秘めるサングレーザーも評価は高かった。一方、レイデオロには久々の2000メートルを不安視する声も聞かれた。
記者A 13頭立てながら、GI馬が7頭と豪華な顔ぶれがそろった。先週の富士Sの勝ちタイムはコースレコードに0秒4差に迫る1分31秒7。土曜の天気は微妙だが日曜は晴れ予報だし、ハイレベルで速い時計の決着となりそうだな。
記者B 先週、東京競馬場で騎乗していたM騎手は「内も外も関係なく、すごくいい馬場状態。今週はAコースからBコース(最内から3メートル外に柵)に替わるし、時計勝負に対応できない馬は厳しい」と話していました。
記者C 同じ2000メートルの皐月賞を1分57秒8のコースレコードタイで制したアルアインには絶好の条件やな。L調教師は「坂路の調教でもスピードの乗りがすごい。1ハロン短縮は間違いなくプラスだろう」と見立てていた。
記者D 展開面のアドバンテージもありますね。R騎手は「メンバーを見ると、速いペースにはならないだろう。直線が長いとはいえ、ある程度の位置にはつけたい」とイメージしていました。立ち回りも上手なので、好位から運べるのもいいですね。
記者B マイラーズCで1分31秒3のレコードを叩き出したサングレーザーのスピードも生きそう。Y騎手は「札幌記念は馬場も展開もタフだったし、あの走りができるなら距離は全然大丈夫。この馬の切れ味は良馬場でこそ」と評価していました。
記者C レイデオロは少し危険な匂いが漂っている。皐月賞以降は2000メートルより長い距離を使われているし、久々のスピード競馬でうまく流れに乗れるかどうか。V調教師は「道中で忙しい可能性も。1週前追い切りで一頓挫あったのも気になる」と不安要素を挙げていた。
★天皇賞・秋の枠順はこちら 調教タイムも掲載