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第12回富士S(24日、東京11R、GIII、3歳上オープン国際、別定、芝1600メートル、1着本賞金4100万円=出走18頭)田中勝春騎乗の6番人気アブソリュートが直線で抜け出し、東京新聞杯に次ぐ重賞2勝目を挙げた。タイム1分33秒3(良)。田中勝は先週の府中牝馬S(ムードインディゴ)に続き2週連続重賞Vを決めた。宗像義忠調教師は「使うと消耗する馬なので、何とかいい状態で次に向かいたい」とマイルCS(11月22日、京都、GI、芝1600メートル)参戦を明言した。
今週も府中はカッチースマイル全開だ。〔2〕枠(3)番からのスタートで、田中勝騎手は道中はじっとインで我慢。手応え抜群のまま直線を向くと、馬が密集していた中で一瞬の隙を見逃さずにスパート。坂上で抜け出すとマルカシェンクらの強襲を封じた。
「内がゴチャゴチャしていたが、うまく抜け出せてよかった。ずっとリズム良く走っていたので、これなら弾けると思っていました。直線ではその通り反応してくれましたね」
デビューからコンビを組んできたアブソリュートを信頼して勝利に導いた。「出てからちょっとソラを使った。馬が安心しちゃったのかな」と最後は渾身のムチで相棒を励まし、東京新聞杯以来の重賞タイトルをもぎ取った。
宗像調教師も「本当に最後まで辛抱できてよかった。あとは内枠だったので(直線で)出てこれてよかったです。次(マイルCS)があると思って、そんなにビシバシやってこなかった。何とかいい状態を維持したい」とGIへ気を引き締めた。
「本当に期待している馬。次もまた頑張ってほしいね」。2週連続重賞Vで勢いに乗った田中勝も期待を寄せるアブソリュート。春の安田記念は13着と大敗したが、ウオッカのいないマイル路線ならこのコンビが大仕事をやってのけるかもしれない。(高尾幸司)
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ウマニティ ウマニティ編集部 | 108878 |