＜美浦トレセン＞

　エクセラントカーヴは坂路を１本駆け上がった後、南Ｄコース（ダート）を軽く流した。「精神的に成長して、以前のようにガツンとは行かなくなりました。いい形で競馬に臨めると思います」と橋本助手はほおを緩めた。

　ケイアイエレガントは坂路で４ハロン６８秒２。力みがなく、軽快なフットワークだった。「いい状態をキープ。好位からでも競馬ができる馬で、ハナにはこだわらない。自分のリズムで走ることが大事」と田中助手。

　＜東京競馬場＞

　メイショウマンボは午前１１時半すぎに到着した。「輸送で体が減る馬ですが、見た目にはそれほど減ってません。叩いてよくなる馬ですし、今回は秋のいい頃に近づいています」と塩見助手はデキに胸を張った。

　ドバイ遠征から帰国初戦のデニムアンドルビーは堂々と決戦の地に入厩。「輸送は問題ありません。帰国して在厩していた時間は短いですが、強い調教はそれほど必要ない馬。マイルは心配していないし、ジャパンＣ２着の東京なら」と吉岡助手は期待する。

　ストレイトガールも落ち着いた様子で馬房に入った。「滞在競馬が多かったが、輸送も回数をこなして対応できています。スピード任せのスプリンターじゃないので、マイルでも我慢できるのでは」と田中助手は距離克服に自信をみせた。

　スマートレイアーは午後３時３５分に到着した。「何事もなく輸送はスムーズ。やることはやってきましたし、いい形でユタカさんにバトンタッチできます」と加藤助手。最高の状態で大一番を迎えられそうだ。

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