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9日の京都9R黄菊賞(2歳500万下、芝1800メートル)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気トゥザワールド(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が直線最内から差し切り2連勝。勝ちタイムの1分46秒5(良)は従来のレコードを0秒2塗り替える好タイムだった。
1番人気のオーシャンヒーローが先手を取り、外からビタミンエースが2番手を追走。その後ろにメイショウコルノ、トゥザワールドなどがつけて、よどみないペースとなる。オーシャンヒーローが先頭のまま直線に向いたものの、好位追走からインに進路を取ったトゥザワールドが鮮やかに抜け出し、そのまま押し切ってV。レコードのおまけつきで、鞍上の川田騎手はJRA通算700勝を達成した。2馬身差2着には外から追い込んだ4番人気のシャドウダンサー。こちらも母は桜花賞馬ダンスインザムードで、母馬がGIを制している良血馬同士のワンツーとなった。2着からクビ差の3着にオーシャンヒーローが逃げ粘っている。
トゥザワールドは、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー、母の父サンデーサイレンスという血統。新馬戦はバンドワゴンの2着に敗れたが、2戦目の前走を快勝しており、通算成績は3戦2勝となった。
注目の良血馬でメモリアルVを達成した川田騎手は「1番人気(オーシャンヒーロー)を射程圏に入れながらリズム良く運べました。ラスト1ハロンだけ反応を確かめましたが、素晴らしい反応を見せてくれましたね。これからが楽しみな馬です」と将来性に大きな期待を寄せていた。
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