＊過去１０年が対象

　《日本馬》

　◆芝重賞勝ち　連対１８頭中１７頭が重賞ウイナーで、うち１６頭が芝１４００～１６００メートルで重賞Ｖ。例外の２０１１年１着リアルインパクトは３歳ながらマイルＧＩで２着１回３着１回の実績があった。

　◆芝ＧＩ実績重要　１８頭中９頭がＧＩ馬で、残る９頭中４頭にもＧＩ２着の実績。ＧＩ連対歴がなかった５頭中４頭は前走１着だった。

　◆芝マイル以上でＶ　１７頭に芝マイル以上で勝利実績。例外は前述のリアルインパクトだった。また、その１７頭中１５頭に芝１８００メートル以上でＶ歴があり、マイルより長い距離もこなせるスタミナがあれば有利だ。

　◆コース実績必要　１３頭が東京芝で重賞Ｖ。残る５頭中４頭にも東京芝で重賞２着かオープン特別勝ちの実績があった。

　◆前走５着以内が理想　連対１４頭の前走が５着以内で、うち１１頭が３着以内。掲示板外から巻き返した４頭は全て芝マイルか東京芝でＧＩ連対実績があった。

　◆４～６歳　１５頭が４～６歳。７歳以上で連対した２頭、０６年アサクサデンエンは前年の覇者、１０年スーパーホーネットはマイルＧＩで２着３回の実績があったが、優勝には届かず２着まで。

　《海外馬》連対は香港所属の２頭。ともに芝１６００メートル以上の香港国際ＧＩ（級）で２度以上連対した実績があり、前走はチャンピオンズマイルで連対していた。

　◇結論◇

　トップ評価はヴィルシーナ。前走のヴィクトリアマイルでＧＩ勝ち。牝馬だが、０５年２着スイープトウショウも当時は牡馬相手に実績がなかっただけに、そう気にする必要はない。ＮＨＫマイルＣの優勝馬カレンブラックヒル、グランプリボスも実績は十分。昨年のマイルＣＳの覇者サダムパテックも争覇圏内だ。ショウナンマイティはマイル未経験で、コース実績にも欠け、データからは厳しい。今年の香港馬２頭も強くは推せない。　（データ室）

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