５月５日（祝・木）の船橋競馬１１Ｒ、第２８回かしわ記念（交流ＧＩ、サラ４歳以上、選定馬、定量、ダート１６００メートル、１２頭立て、１着賞金＝６０００万円）は、武豊騎手騎乗の３番人気コパノリッキー（栗東・村山明厩舎、牡６歳）が２番手から抜け出して快勝した。タイムは１分３９秒２（稍重）。

　中央馬５頭がすべてＧＩ馬という豪華メンバーを制したのは一昨年の勝ち馬コパノリッキーだった。道中は逃げたソルテの２番手から直線入り口で並びかけ、残り２００メートルで抜け出すと、あとは独走。オーナーの小林祥晃氏（ドクター・コパ）のバースデーにＧＩ６勝目を挙げた。

　３馬身差の２着に大井所属のソルテ（６番人気）が粘り、さらに１馬身半差の３着にベストウォーリア（５番人気）が入った。１番人気のモーニンは中団追走も見せ場なく８着に敗れ、２番人気のノンコノユメは４着。

　かしわ記念の勝ち馬コパノリッキーは、父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、母の父ティンバーカントリーという血統。栗毛の牡６歳。北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、小林祥晃氏の所有馬。通算成績は２２戦１１勝（うち地方９戦５勝）。重賞は交流ＧＩＩ兵庫チャンピオンシップ（２０１３年）、ＧＩフェブラリーＳ、交流ＧＩ・ＪＢＣクラシック（１４、１５年）、交流ＧＩかしわ記念（１４年）、ＧＩＩ東海Ｓ（１５年）に次いで８勝目。村山明調教師は１４年（コパノリッキー）に次いでかしわ記念２勝目、武豊騎手は１９９７年（バトルライン）に次いで２勝目。

　なお、２着のソルテには帝王賞（６月２９日、大井、交流ＧＩ、ダート２０００メートル）の優先出走権が与えられた。

　◆武豊騎手「スタートがちょっと遅かったですが、うまく２番手をとれました。あとは馬が落ち着いて走ってくれました。最終コーナーでいい手応えがあったので、押し切れるかなと思いました。ここ３走が彼らしい走りができていなかったので、今回こそはと思っていましたので本当によかったです。（天皇賞・春に続いて「『まつり』が続いている」と言われて）ケンタッキーダービーもがんばります」

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