競馬ニュース > 記事
今週18日の小倉メインは、サマーマイルシリーズ第2戦「第69回中京記念」。3連勝中のロータスランドが重賞初制覇を狙う。前走の米子Sは格上挑戦だったが、視界が一気に広がる危なげない勝ちっぷり。夏のマイル女王を目指して突き進む。
◇
素質が大きく花開こうとしている。米国産馬ロータスランドは2歳9月の新馬戦を快勝。続くOPもみじSで、のちにNHKマイルCを勝つラウダシオンと1馬身半差の2着となった。その後、阪神JF(12着)へ駒を進めたことからも陣営の期待のほどがわかる。
4歳になってからの3連勝はレース内容も文句なし。特に3勝クラスから格上挑戦した前走の米子Sは、3番手から突き抜けて2着スマートリアンに1馬身3/4差の快勝。手綱を取った岩田望騎手(今回は藤岡康騎乗)は「抜け出して遊ぶ面がありましたが、OPでも強いところを見せてくれました」と絶賛していた。
1週前追い切りは栗東の坂路をスピードに乗って駆け上がり、ラスト1F11秒5と出色の時計を馬なりでマーク。状態の良さが伝わってくる。
「少し負荷をかけた。時計が出やすいコンディションだったが、それにしてもなかなか出ない時計が出た。ツメの不安が解消し、痛いところがなくなったのが近走の成績につながっている」
辻野調教師は充実の一途をたどる愛馬に目を細める。小回りの小倉は初めて走るが、「コーナー4つへの対応がポイント。でも、センスがいいのでこなしてくれると思う。重賞なので気持ちも新たに頑張ってほしい」と信頼して送り出す。
連勝を“4”に伸ばして重賞初制覇を飾り、サマーマイルシリーズの王者へ弾みをつけたい。(夕刊フジ)
★中京記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載