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夏バテ知らずの血統&鞍上が、越後路で輝きを放つ。ソーグリッタリングが重賞初Vへまっしぐらだ。
ステイゴールド産駒といえば、蒸し暑い時季に調子を上げることで知られている。産駒の通算月別連対率を調べると、16%を超えているのは5~9月で夏場にピタリと合致する。8月の声を聞いた先週はリナーテがUHB賞を勝って存在感を示した。本馬も昨年7月の中京・長久手特別を制しており、暑さに強いところを見せている。
そして、鞍上の浜中はそれに輪をかけた“夏男”だ。8月に月別で自身最多の120勝をあげ、連対率28・1%も月別1位のハイアベレージ。先週は小倉で2勝をあげ、現役19人目のJRA通算1000勝まであと“3”と迫っている。コンビ【1・1・1・0】と好相性の相棒で臨む関屋記念でのメモリアルVは十二分にありそうだ。
六甲S→都大路Sとリステッドを連勝して臨んだ前走・エプソムCは1番人気3着。しかし、前半1000メートル通過63秒9の超スローでは、上がり3F32秒8で伸びても0秒3差まで詰め寄るのが精いっぱいだった。今回は1F短縮のうえに逃げ馬がそろい、「条件は悪くないし、距離適性も高いと思う。うまく差し脚を生かせれば」と鞍上は腕まくりだ。
7日のCWコースは4F54秒0とごく軽めだったが、「オーバーワークにならないように気をつけた。最後まで集中できていたし、最近の暑さにも辛抱して状態はいい。平坦コースも合う印象」と、兼武助手は好感触を伝える。自慢の決め手にモノをいわせて、今度こそ“金メダル”をつかみ取る。
“究極の3連単”はソーグリッタリングを1着に固定。新潟2戦2勝のケイデンスコール、同じステイゴールド産駒のミエノサクシードを2着に据えた12点で狙い撃ちだ。(夕刊フジ)
★関屋記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載
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