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【サンスポ賞フローラS】直線鋭く伸びたアドマイヤベルが樫の切符ゲット 横山武史騎手「2400メートルも問題なさそう」

横山武史(25)=美浦・鈴木伸厩舎=騎乗で2番人気のアドマイヤベルが、直線で鋭く伸びて差し切り重賞初制覇。2着の6番人気ラヴァンダとともにオークス(5月19日、東京、GⅠ、芝2400メートル)の優先出走権を獲得した。1番人気のバロネッサは直線で伸びあぐねて7着に終わった。



2枚の切符をめぐって乙女たちがしのぎを削った直線。馬場の中央から黄金の馬体が抜け出した。2番人気アドマイヤベルが鋭く脚を伸ばして重賞初制覇。会心の勝利に、横山武騎手は右手で力強くガッツポーズだ。

「調教のときから人の指示に素直で、かわいい馬でしたし、能力を感じていました。重賞でも結果を、と思っていたので勝ち切ることができてよかったです。最後まで期待に応えてくれた馬に感謝です」

開幕週の馬場らしく前残りの傾向を踏まえて、積極的にポジションを取りにいく競馬。4コーナーを6番手で過ぎ、残り400メートルを切ってゴーサインを出すと、反応良く差し切った。2020年に自身初の重賞勝ちを果たした思い出のレースを再び制した鞍上は、「(ウイン)マリリンで勝ったときは鞭が(落としてしまって)なかったけど、今日は持ったままゴールできました」とちゃめっ気たっぷりだ。

管理する加藤征調教師は6日のニュージーランドTエコロブルーム)に続く重賞V。「いい競馬ができたね。時計も上々だし、レースも上手でした」と目を細めた。繊細なカイバ食いを考慮して、17日は負荷をかけないことを第一に最終調整を行った。その成果で前走から増減なしの484キロで出走。陣営の工夫が結実したゆえのタイトル奪取だった。

当然、次走は優先出走権を獲得したオークスが視野に入る。「折り合いも全く問題なかったですし、この感じなら2400メートルも問題なさそうです」と鞍上が言えば、トレーナーも「まだまだ大丈夫そう。このまま無事に出走できれば」とGⅠ取りへ意欲を燃やす。牡馬も相手に培ってきた実力は桜花賞組にも引けを取らない。1カ月後の樫の舞台でも躍動してみせる。(山口遥暉)

アドマイヤベル 父スワーヴリチャード、母ベルアリュールⅡ、母の父ニューメラス。栗毛の牝3歳。美浦・加藤征弘厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は近藤旬子氏。戦績4戦2勝。獲得賞金6728万8000円。重賞は初勝利。サンケイスポーツ賞フローラS横山武史騎手が2020年ウインマリリンに次いで2勝目、加藤征弘調教師は初勝利。馬名は「冠名+母名の一部、美しい(仏語)」。




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