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紫苑ステークス(13日、新潟11R、3歳オープン牝馬(混)(指)、馬齢、芝・外2000メートル、1着本賞金1900万円、1、2着馬に秋華賞への優先出走権 =出走18頭)川田将雅騎乗の5番人気レーヴデトワール(栗・松田博、父ゼンノロブロイ)が、好位追走から直線の叩き合いを制して3勝目(9戦)。タイム2分3秒3(不良)。クビ差2着のショウナンパンドラとともに、牝馬3冠レースの最終戦・秋華賞(10月19日、京都、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
雨の新潟でレーヴデトワールが秋華賞切符をもぎ取った。
「ひどい馬場でしたが、気にしても仕方がないのでリズムよくと思っていました。直線でもリズムよく追い出し、いい脚を使ってくれました」
川田騎手が笑みを浮かべる。道中は5番手。直線で先に抜け出した1番人気ショウナンパンドラに外から襲いかかった。ゴール前でクビ差かわしてV。上がり3ハロンはメンバー最速の35秒5で、不良馬場を克服した。
「重い馬場がうまかったんやろ。最初から期待していた馬やからな」
松田博調教師は満足げだ。今年の牝馬クラシックでハープスター、サングレアルとともに“マツパク3人娘”として注目を集めてきた。ハープが制した桜花賞で5着に健闘したが、オークスは無念の抽選除外…。
巻き返しの秋に、2010年の2歳女王レーヴディソール(父アグネスタキオン)の半妹レーヴデトワールは、再びGIの舞台へ。「(京都の2000メートルは)何ら問題なくこなしてくれそうです。無事にいってくれれば」と川田騎手。
ハープスターは凱旋門賞に挑戦。牝馬3冠レースの最終戦はレーヴデトワールが引き受ける。 (森田実)