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昨秋の菊花賞(11着)にも挑戦した石坂厩舎の期待馬ニューダイナスティが、今年の準OP戦5戦で(3)(3)(5)(1)(1)着と本格化してきた。特に前走・関ケ原Sは、のちに小倉記念を制したメイショウナルトを半馬身差し切る中身の濃さ。左回り中京の長い直線で、持ち味の息の長い末脚を十分に発揮していた。
中間の乗り込みは順調で、先週21日には坂路4F54秒2-38秒6-12秒2をマークして併走馬にクビ先着。しっかりと反応し、力が出し切れる状態であることは確実だ。
「新潟はレコード勝ちの実績があるしね」と古川助手が言うように、昨夏の1000万下・佐渡特別でレコード(芝2200メートル・2分11秒0)をマーク。関ケ原Sの勝ちっぷりからしても、ここで強豪を撃破して何の不思議もない。
「ずっと重賞で走っている(年長の)古馬との戦いになるけど、ハンデ差を生かして頑張ってほしい」と古川助手。ベテラン勢を尻目に、一気のV3を決めたい。
夏の新潟ラストを締めくくるのは、サマー2000シリーズ最終戦「第49回新潟記念」(9月1日、GIII、芝2000メートル)だ。シリーズ王者はすでに決定しているだけに、注目したいのは秋に向けての新興勢力。準OP連勝中のニューダイナスティが、一気のGIII獲りを狙っている。
★サマー2000シリーズ
今週行われる最終戦の新潟記念を残して、優勝馬は函館記念→札幌記念を連勝して22ポイントをあげたトウケイヘイロー(牡4歳、栗東・清水久厩舎)に決定した。唯一、逆転の可能性を残していた14ポイントで2位のマイネルラクリマが、新潟記念に登録しなかったため。褒賞金として、トウケイヘイローの馬主の木村信彦氏には3200万円、清水久詞厩舎には800万円が交付される。(夕刊フジ)
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