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東京大賞典で2023年中央競馬の表彰対象レースが終了し、各種リーディングが決定した。ジョッキー部門ではクリストフ・ルメール騎手(44)=栗・フリー=が勝利数、獲得賞金でトップ。勝率1位は川田将雅騎手(38)=栗・フリー=で、松山弘平騎手(33)=栗・フリー=は、MVJ(モースト・バリュアブル・ジョッキー)に輝いた。トレーナー部門は杉山晴紀調教師(42)=栗=が初の首位。
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2年ぶりに最多勝ジョッキーに返り咲いた。165勝を挙げたルメール騎手が、通算6回目の栄誉を獲得だ。
「春からリズムが良かったので、リーディングも意識していました。みんなのおかげでいい馬に乗ることができたので、感謝したいです」
内容も申し分ない。イクイノックスでは宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンC、さらにドバイシーマクラシックも制し国内外で強烈なインパクトを残した。またラストを締めくくるホープフルSもレガレイラで勝つなど、GⅠ7勝を含む重賞18勝。獲得賞金も50億8476万1000円で2年ぶり7回目のトップになった。
昨年は川田騎手が最多勝で、自身は5位だったが、僅か1年で再び首位に君臨。「川田騎手とはリスペクトし合いながら、いい競馬ができた。1月からまたゼロからのスタートになるので、頑張りたいです」と謙虚に抱負を語る。6日に幕を開ける2024年の戦い、主役の座は譲らない。