Tip coliseum > E.Yamazaki's TipKOKURA NISAI STAKES G3 - 5/9/2021 Kokura11R |
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小倉2歳Sが行われる小倉芝1200mは、2コーナー奥のポケット地点からスタートして、ゴールに向かって坂を下るコース。しかも、芝1200mなら息を入れたいポイントの3~4コーナーが“スピードを落とさずに回れる”ことがウリのスパイラルカーブのため、逃げ、先行馬が息を入れるポイントがありません。 小倉芝1200mのレコードタイムが1分06秒0と、他場と比べて次元が違うのは、コース形態上、先行争いが激化しやすい舞台だから。スピードのある馬ほど、コーナーでスピードを落とし切れないため、上級条件ほどウルトラハイペースが発生します。 つまり、前に行った馬がバテやすいということ。小倉で行われた今年のCBC賞はウルトラ高速馬場だったこともあって、ハンデ52Kgのファストフォースの逃げ切り勝ちが決まりましたが、同舞台で行われる北九州記念では、逃げ切りが決まったことがありません(昨年のモズスーパーフレアの2着が最高)というのが、このコースの恐ろしさを物語っています。言葉を選ばずに言わせてもらえば、このコースを考案した人は、頭が悪いか、性格が悪いかでしょう。 もちろん、小倉2歳Sも問答無用に例年、「超」のつくハイペース。ただし、こちらはまだ体力がついていない2歳馬がレースメイクすることになるので、古馬と比べれば、それほど速いペースにはなりません。また、永遠の1勝馬から将来のG 1馬が集う舞台設定のため、2012年のベルカント(2着)のように、強ければ逃げ馬でも残れるし、先行馬でも通用します。 今回で逃げるのは、前走の二の脚が速かったショウナンマッハで、外からインプロバイザーがプレッシャーをかけて、今回も例年どおりのハイペースになる公算大。差し馬を中心視すると、的中の可能性が高まるでしょう。 そんなこんなで◎には、前走のフェニックス賞は出遅れて最後方からとなり、それを挽回するために内から3角3番手まで上がっていく、かなりロスの大きい競馬ながら、勝利したレースぶりが強かった(9)ナムラクレアを推します。今年のフェニックス賞はややレベルの高い未勝利戦のような決着指数であったことは確ですが、ロスを克服して勝利したことに価値があります。当てにならない1戦1勝馬たちよりも信頼できるでしょう。 ○は、前走の小倉芝1200mの新馬戦は、好スタートを決めてハナに立つかの勢いでしたが、行きたい馬を行かせて4番手からレースを進めて勝利した(7)スリーパーダ。「好位で折り合って勝利」と綴ると平凡に見えますが、競馬は好位から勝利することが一番難しく、高い能力が要求されます。 前走時、ラスト2Fを11秒7-11秒7と同ラップを刻んだあたりも余裕を感じさせ、奥があることがわかります。スリーパーダの兄姉は活躍馬がズラリと揃っており、新馬戦のラスト2Fで11秒4-11秒0という破格のタイムを記録した姉シンハライトは別格としても、他の兄姉たちにはそこまで見劣らない内容でした。順調ならばスリーパーダも上のクラスでの活躍が期待できると見て、対抗評価としました。 ▲は、前走の小倉芝1200mの新馬戦では、ダッシュ良く飛び出して楽にスピードに乗せ、競り掛けてこようとした馬を競り落として3馬身差の快勝を収めた(3)ショウナンマッハ。前走の前半3Fは33秒4と数字上は速いですが、前日の小倉芝1200mの2勝クラスでレコードが更新され、さらにCBC賞でそのレコードが塗り替えられたように、ウルトラ高速馬場を考慮すると、そこまで厳しいペースではなく、直線に入っても余裕を感じさせる走りでした。 しかし、ラスト2Fは11秒5-11秒9と減速。見た目よりは余裕がなかったのかもしれません。ただ、逃げて新馬戦を勝利する馬は次走で化けることも多いもの。小倉芝1200mの上級条件を逃げ切るの容易なことではないですが、今年はメンバー質「?」で、強豪が集った未勝利戦と言っても過言ではないレベル。久々の逃げ切りが決まっても不思議ないレベルなので3番手評価としました。 以下特注馬として、新馬戦では出遅れて後方からの競馬で2着でしたが、前走ではスタートを決めて2番手でレースを進め、最後までジワジワと伸びて押し切った(4)インプロバイザー。前走は3回小倉開幕日でしたので、走破タイムが1分07秒9と速いのは当然ですが、指数もこの時期の未勝利戦としては水準レベルにあります。レース内容は新馬戦からかなり良化したので、今後のさらなる成長に期待できるでしょう。 あとは△に前走の中京芝1200mの新馬戦ではスタートはやや遅かったもの、そこからダッシュ鋭くハナを奪っいましたが、そこからコントロールしてしっかり折り合い、直線では馬場の良い外に出し、そのまま押し切って勝利した(8)プレスレスリー。同馬は小さい体ですが、回転の速いフットワークをする馬。いかにも短距離馬という走法をする馬です。 前走時はラップ的には最後に急失速した形になっていますが、4着以下は大きく引き離しており、古馬との比較でも走破タイムは悪くありません。逃げて勝つということは、厳しい流れを自ら作って勝利するということ。評価は低くなりがちですが、容易いことではありません、前記したように逃げて新馬戦を勝利した馬は次走で上積みを見せることが多いので、買い目に加えました。 他では、前走の函館芝1200mの新馬戦では、二の脚で加速が付くと一気に先頭に並びかけ、内のグランパドゥシャと後続を離しての逃げ争いを演じ、4角ではその争いに決着をつけて単独先頭、直線ではさらに差を広げて7馬身差の圧勝を収めた(2)ソリッドグロウ。前走は走破タイムも悪くなく、新馬戦としては指数も優秀な部類。ただし、ラスト2Fは11秒9-12秒8と大幅に失速。やはり余力を残せたようなレースぶりではありません。 2着のグランパドゥシャが次走で反動が出て7着に敗れたように、同馬も今回での反動が懸念されます。ただし、スピード能力は高いものがあることと、けっして相手強化といえる一戦でもないので、ここは押さえます。 最後に今回が初芝になりますが、前走のダ1200mの新馬戦では、2着に4馬身、3着には9馬身もの差をつけて勝利した(10)アネゴハダ。前走は道中2番手でレースを進めて、メンバー最速の上がり3Fタイムを記録しているように、レース内容に文句はないし、指数もこの時期の新馬としては優秀なもの。また、芝の部分の行きっぷりが良かっただけに、芝適性もありそう。ただダートの短距離戦の1勝クラスがないから、ここを調整替りに使って来ているのも見え見えだけに、強気には推せません。 |
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