Tip coliseum > E.Yamazaki's TipNIIGATA KINEN G3 - 1/9/2019 Niigata11R |
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新潟記念は、距離2000mでありながらワンターンコースで行われます。芝2000mでワンターンコースなのは、当然、ストレートが日本一長い新潟だけ。最初の3コーナーまでの距離は約948mもあるので、先行争いが激化することもあれば、各馬が長い直線を意識して序盤でペースが落ち着くこともあります。つまり、非常に展開の振れ幅が広いということ。 一般的に逃げ、先行馬が多ければハイペースになる、逃げ、先行馬が少なければスローペースになると考えますが、ことストレートの長いコースの中距離以上では、騎手の意志によるものも大きく、それがキレイに当てはまりません。 例えば、2007年のこのレースは逃げ馬不在でしたが、内枠から好スタートを切ったトリリオンカットに外枠からトップガンジョーが競り掛け、この争いが3コーナーまで縺れたために、前半5F58秒1のハイペースになったこともありました。逃げ馬が不在だからと言って、スローペースになるとは限らないのです。 確かに近年はスロー~平均ペース化の傾向で、過去10年でハイペースになった年は一度もありません。しかし、スローペースだったとしても先行勢は、新潟の高速馬場を利して、4コーナーからスパートを開始。ラスト4F目からハロン11秒台が刻まれ、ラスト2F目が最速となることが多いため、“行った、行った”が決まることは滅多にありません。先行勢が速めに動いて、ラスト1Fで減速することで、差し馬や追い込み馬が台頭することもあります。 つまり、新潟記念はハンデ戦ではありますが、比較的に能力どおりに決まっていることが多いということ。特化した先行力や瞬発力があっても、それを持続させるスタミナがない馬は、通用しないことが多いです。 今回は恐らく逃げなければ持ち味が生きないブラックスピネルがレースメイクする形。不良馬場の前走・ジューンSを逃げ切り勝ちしているジナンボーは、二の脚が速いタイプではないので、ブラックスピネルに競り掛けて行かず、スローペースが濃厚の組み合わせと見ていますが、それでも結局、強い馬が勝ち負けすることになるでしょう。 よって、◎には、昨夏の新潟・阿賀野川特別を高指数で勝利し、菊花賞でも3着と好走、前々走のダイヤモンドSで初重賞制覇を果たした(7)ユーキャンスマイルを推します。この馬はステイヤーのイメージがあるかもしれませんが、昨秋の菊花賞も、万葉Sも、ダイヤモンドSも全てスローペース。長距離適性よりも、速い上がりが求められた中で、メンバー最速の上がりをマークしていることや、昨夏の阿賀野川特別では前のポジションを取れていたことを考えると、本来は中距離の可能性大。 特にダイヤモンドSでは、後方に下げながら直線で捌きつつ加速しての勝利。トップスピードの持続力の違いを見せつけるかのような勝利でした。それだけに高速馬場で直線が長い新潟芝2000mは合うでしょう。今回は想定よりも人気がありますが、初志貫徹に狙います。 ○は、デビュー4戦目のフローラSを制し、オークスでも3番人気に支持された(14)サトノワルキューレ。フローラSは前半5Fが61秒1の超スローペースで流れて、ラスト4Fが11秒9-11秒5-11秒3-11秒7と加速していく展開。その流れを大外一気を決めたこの馬の末脚は、相手を考慮しても凄いものがあります。この馬はフローラS以降が不振でしたが、前々走の阪神牝馬Sでは、メンバー最速の上がり32秒8と末脚が復活。これまでよりも直線が長く、距離も長い今回で本領発揮に期待します。 ▲は、休養明けの前々走・下鴨Sでアークトを2着に降して勝利した(16)センテリュオ。前々走は前半5Fが63秒0の超スローペースで流れて、後半4Fで11秒台の脚が求められた中、メンバー最速の上がり32秒8を駆使しての勝利。休養明け好走後の前走・マーメイドSは、末脚が不発して4着止まりでしたが、立て直されての今回は巻き返しを期待します。 △に今年2月に長期休養明けから復帰して3戦2勝、全てメンバー最速の上がりをマークしている(4)フランツ。この馬は特に後方の外から速い上がりで差した前走・むらさき賞が圧巻でした。今回は再び休養明けとなりますが、休養中に成長していれば通用するでしょう。 あとは休養を挟んで目下3連勝中の(10)カヴァル。この馬は折り合いに専念し、末脚を生かす競馬で成績が良化。特に超スローペースを後方から差し切った近2走が圧巻でした。この馬は重賞初挑戦となりますが、警戒が必要でしょう。 他では4走前の富士Sをマイペースで逃げ切り、前々走の鳴尾記念でも逃げて2着に善戦した(15)ブラックスピネル。今回は何だかんだ言っても、逃げ、先行馬が手薄。内枠のダイワキャグニーやサトノキングダムの出方ひとつで単騎で逃げられる可能性もあります。警戒が必要でしょう。 最後に昨秋の京王杯AHでは勝ち馬ミッキーグローリーと0.2秒差(5着)と好走した(17)ゴールドサーベラス。京王杯AHは後方から向こう上面でポジションを押し上げての5着。この馬は重賞のメンバーが相手となると決め手不足ですが、先行勢が手薄の今回で早めに動いて行ければワンチャンスあるでしょう。 |
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