Tip coliseum > E.Yamazaki's TipQUEEN CUP G3 - 11/2/2019 Tokyo11R |
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桜花賞の前哨戦のグレードレースは、みなさんもご存知のように、昨年からG2に昇格したチューリップ賞とフィリーズレビュー。しかし、フリーズデビューは距離が芝1400mと短く、短距離指向が強いレースとなるため、クイーンCはチューリップ賞に次ぐ、第二の桜花賞の前哨戦、もしくはNHKマイルCの前哨戦としての意味合いを持ちます。 近年は、3年前のメジャーエンブレムや一昨年のアドマイヤミヤビ、昨年のテトラドラクマのように、このレースを勝って桜花賞やNHKマイルに直行する馬がとても多いのです。これには強豪が同じレースで凌ぎを削り、無駄な消耗を避けることを目的とする、ノーザンFの意向も影響しています。同じ馬が重賞を何連覇もするよりも、ブラックタイプが複数いたほうが、牧場にとっても都合がいいわけですから。 また、このレースは、2歳最強牝馬決定戦の阪神ジュベナイルF組が有力。しかし、阪神ジュベナイルFを大目標とし、そこで好走した馬は、一昨年のレーヌミノルや昨年のマウレアのように取りこぼす場合もあります。メジャーエンブレムのように、圧倒的な存在ならばともかく、阪神ジュベナイルFで能力を出し切れなかった馬を狙うのがこのレースでの基本。 ただし、阪神ジュベナイルFで能力を出し切ったタイプや、いくらなんでも能力が足りないという馬ばかりだった場合には、別路線組が浮上し、波乱になる場合もあります。さて、今年はどちらか? また、今年のクイーンCは、珍しく小頭数で9頭立て。逃げたい馬は、赤松賞を逃げ切り勝ちしたジョディーだけ。他、前に行きたい候補としてアークヴィグラスですが、この馬は鞍上が距離に自信を持っていないので、ジョディーに競り合っていかない可能性が高いでしょう。アークヴィグラスが芝のスピード競馬に戸惑って置かれることがなければ、ジョディーが逃げて、2番手はアークヴィグラスか最内枠のマドラスチェックで隊列が形成される可能性が高いでしょう。 よって、◎には、新馬戦で逃げ切り、赤松賞でも陣営の指示通りに逃げて勝利しているように、自分のペースで逃げるとしぶとい(4)ジョディ―を推します。前走の阪神ジュベナイルFは、テンの速い最内枠のベルスールにハナを奪われ、外からラブミーファインらに来られて、位置を下げる形。自分の型のレースができていないだけに、16着大敗も仕方がないでしょう。今回は赤松賞同様に同型不在なだけに、この馬の逃げ切り一発に期待しました。 ○は、小倉芝1600mの新馬戦、アイビーSを連勝し、阪神ジュベナイルFでも2着と好走した(9)クロノジェネシス。前走の阪神ジュベナイルFは、高速馬場でロスのない競馬、速い末脚が求められるなか、4コーナーの外からクロノジェネシスとダノンファンタジーが動くという展開。クロノジェネシスはコーナーで加速したぶん、大外に張られ、その内にダノンファンタジーに入られてしまう最悪の形。勝敗を分けたのは、はっきり言って鞍上の差でした。この馬本来の能力を出し切れればここは勝ち負けになりますが、前走を大目標にした後の一戦になるので狙い下げました。 ▲は、これまでの3戦全て、メンバー最速の上がりで連対している(8)マジックリアリズム。福島芝1800mの新馬戦では、ベストオンアース、アムルーズが先団で競り合っているかのようで意外とペースが遅く、前半4F50秒6-後半4F49秒0。ラスト1Fで前との着差を一気に詰めて2着と高い素質を感じさせました。この馬はその後の未勝利もペースが遅く、前々走でも差し損ねていますが、重賞のペースならば末脚が届いても不思議ありません。例えるならば、2015年にこのレースで2着と好走したミッキークインのようなタイプですから、一考の価値は十分あるでしょう。 以下特注馬として、デビュー2戦目のハイレベルなアルテミスSで2着と好走し、前走の阪神ジュベナイルFででも○クロノジェネシスと0.1秒差(3着)の(6)ビーチサンバ。ただし、前走ではペースを考えれば、ちょうどいい位置の中団でレースを進めながら、後方からロスの大きい競馬になった上位2頭に先着を許してしまったのは決定的な敗戦。しかし、◎ジョディ―が逃げ切る流れで、前々走のように出遅れない前提ならば、クロノジェネシスよりも前でレースを運べる優位性があります。 あとは△に新馬戦では3着以下を7馬身以上突き放して2着、前走の未勝利戦でも完勝の(2)レッドベルディエス。この馬は地味ながら、これまでの指数が高く、PP指数の能力値はクロノジェネシス、ビーチサンバ、マドラスチェックに次ぐ4位、マドラスチェックは前走・赤松賞で展開に恵まれて、一気に指数を上昇させた後の一戦になるだけに、レッドベルディエスを買い目に加えることにしました。 他では、札幌の芝1800mの新馬戦を、メンバー最速の上がりを駆使して勝利した(3)ミリオンドリームズ。前走は2歳夏場の新馬戦としては好指数。長期休養中に成長している可能性も十分あるので、侮らないほうがいいでしょう。 |
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