Pro tipster MAX > N.Okamura's TipVICTORIA MILE G1 - 15/5/2022 Tokyo11R |
|
|
|
Comment |
ラップギアコース適性値【瞬8平2消0】に近い比率の馬が有利 番馬名 【ラップギア】瞬発指数 01デアリング【瞬3平1消1】115 02ソングライ【瞬1平4消0】111 03メイショウ【瞬2平2消4】 98 04マジックキ【瞬5平3消0】107 05ソダシ 【瞬2平4消0】113 06ディヴィー【瞬2平3消0】107 07レシステン【瞬2平3消4】114 08クリノプレ【瞬5平4消1】100 09アブレイズ【瞬3平1消0】103 10ローザノワ【瞬1平5消0】101 11ファインル【瞬1平5消0】112 12ミスニュー【瞬2平4消0】103 13レイパパレ【瞬5平3消0】117 14アカイイト【瞬5平4消0】110 15アンドヴァ【瞬6平1消0】109 16デゼル 【瞬3平1消0】108 17シャドウデ【瞬7平1消0】104 18テルツェッ【瞬4平1消1】106 春の最強牝馬決定戦として すっかり定着したヴィクトリアマイル、直線の長い東京芝1600メートル・コースということで末脚自慢が そろうレースです。特に前週の(同コースG1) NHKマイルカップでは派手な追い込みが決まることも少なくはないだけに、その再現を狙う向きも少なくはないのでしょう。 しかし16年が経過して 見えてきたヴィクトリアマイルの傾向は、意外なほどの前残り。"前走上がり最速、もしくは2位"でヴィクトリアマイルを勝てた馬は過去16年で2017年アドマイヤリードの1頭だけであり、延べ63戦1勝という ちょっと信じがたい数字にもなっています。 しかし上がり3ハロンのタイムが「速いから良くない」と言うのも おかしな話ですね。それだとヴィクトリアマイルを勝たせるために、直線はゆっくり走らせたほうが良いということにもなってしまいます。 そうではありません。速く走るのが良くないのではなく、つまりは後方で末脚に賭けるようなレース運びが良くないということです。そこで調べてみたのが「4コーナー10番手以下」での勝ち鞍を持っていた馬の、ヴィクトリアマイルでの成績。やはり これらの馬は人気を集める割に走れていませんでした。 ■ヴィクトリアマイル出走馬、4コーナー10番手以下での勝ち鞍 あり 122戦【 5- 4- 8-105】勝率4% 単回収 17% 複回収 53% なし 162戦【11-12- 8-131】勝率7% 単回収110% 複回収140% 合計 284戦【16-16-16-236】勝率6% 単回収 70% 複回収103% ※JRA競走のみ 近2年は「4コーナー10番手以下での勝ち鞍あり」の該当馬アーモンドアイとグランアレグリアに連勝されているのですが、単勝1.4倍や1.3倍の馬に勝たれるのは仕方ないとして、基本的にはこれを嫌っていく方針で良いものと思います ■4コーナー10番手以下での勝ち鞍を持つ馬 アカイイト シャドウディーヴァ テルツェット デアリングタクト デゼル ミスニューヨーク ----- このヴィクトリアマイルはハイペースがディフォルト。もっと言うと、NHKマイルカップからヴィクトリアマイル、安田記念と続く『東京芝1600mのG1シリーズ』は、いずれもハイペースになりやすく、その中でもヴィクトリアマイルはNHKマイルカップと同等のペースから、さらに速い上がりが要求されるレースです。良い機会なので『東京芝1600mのG1シリーズ』3レースの流れを比較してみましょう。 ■NHKマイルカップ 2006年 前半57秒5 後半59秒0 2007年 前半58秒5 後半60秒1 2008年 前半59秒2 後半59秒6 2009年 前半57秒2 後半58秒1 2010年 前半56秒3 後半58秒0 2011年 前半57秒6 後半58秒3 2012年 前半59秒9 後半59秒4 2013年 前半57秒8 後半58秒3 2014年 前半58秒4 後半58秒6 2015年 前半59秒3 後半58秒2 2016年 前半57秒7 後半58秒5 2017年 前半57秒9 後半57秒8 2018年 前半58秒0 後半58秒4 2019年 前半57秒8 後半58秒5 2020年 前半58秒0 後半58秒4 2021年 前半56秒9 後半57秒9 平均 前半58秒0 後半58秒6 ■ヴィクトリアマイル 2006年 前半59秒7 後半58秒6 2007年 前半58秒2 後半57秒7 2008年 前半60秒0 後半58秒0 2009年 前半58秒6 後半57秒7 2010年 前半57秒5 後半58秒6 2011年 前半55秒9 後半58秒4 2012年 前半58秒2 後半58秒0 2013年 前半58秒2 後半57秒8 2014年 前半58秒0 後半57秒6 2015年 前半56秒9 後半57秒6 2016年 前半57秒2 後半57秒7 2017年 前半60秒1 後半58秒3 2018年 前半58秒3 後半57秒1 2019年 前半56秒1 後半56秒8 2020年 前半56秒7 後半56秒4 2021年 前半57秒6 後半56秒7 平均 前半58秒0 後半57秒7 ■安田記念 2006年 前半58秒1 後半57秒8 2007年 前半57秒5 後半58秒2 2008年 前半57秒9 後半58秒1 2009年 前半57秒4 後半60秒1 2010年 前半56秒3 後半58秒1 2011年 前半57秒0 後半58秒1 2012年 前半56秒3 後半57秒5 2013年 前半57秒0 後半57秒6 2015年 前半57秒3 後半57秒7 2016年 前半59秒1 後半58秒0 2017年 前半57秒1 後半57秒6 2018年 前半56秒8 後半57秒1 2019年 前半57秒0 後半56秒4 2020年 前半57秒3 後半57秒4 2021年 前半57秒8 後半56秒8 平均 前半57秒3 後半57秒8 ※ヴィクトリアマイルが創設された2006年以降。 ※不良馬場施行の2014年安田記念は除く。 めちゃめちゃ見づらいので平均だけを抜け出すと、こんな感じに。 ■NHK平均 前半58秒0 後半58秒6 ■ヴィク平均 前半58秒0 後半57秒7 ■安田記平均 前半57秒3 後半57秒8 つまりは、NHKマイルカップと同程度のペースから、1秒近く速く上がってくるのがヴィクトリアマイル。それ以上に前半が速く、しかもヴィクトリアマイルと同程度で上がらなければならないのが安田記念。しかしそのヴィクトリアマイルにしても、前日のG2・京王杯SCなんかと比べると、同等以上のペースで前半をこなし、ほぼ同等のペースで上がって来なければなりません。ヴィクトリアマイルは牝馬限定戦なのに。ヴィクトリアマイルのほうが200メートル長いのに。京王杯SCにしても かなりハイレベルな部類なのに。 余談になるのですが、NHKマイルカップの勝ち馬の平均タイムは、安田記念8着馬の平均タイムに相当。2011年当時は「どういうこと?」ぐらいにしか思っていなかったのですが、何度見直しても3歳で安田記念を勝った2011年のリアルインパクトが本当に凄すぎます。たとえ斤量差があるにしても、ちょっとあり得ないぐらいの出来事。去年のシュネルマイスター3着を見て、その思いは より一層強くなりました。 ----- ということで、ヴィクトリアマイルで重要なのは、1にも2にも『ハイペース耐性』。キャリアの少ない2歳馬や3歳馬のレースはペース耐性など考える必要がなく、それらの若駒は何の前触れもなくアッサリと自己最速を更新したりしてくれるのですが(昔、これに悩まされた時期もありました)、キャリアの多い古馬にとってペース耐性の実績は重要な要素。歳を取れば取るほど、環境の急激な変化に対応できなくなっていくのは人間も同じではないでしょうか。 さらに言いますと、ヴィクトリアマイルはハイペースであるにもかかわらず、上がりも速い。こう言ってしまうと、そんなデタラメな流れを こなせる馬がいるのかという話にもなってくるのですが、要するに それは『短距離戦の流れ』だったりするのです。 ウオッカ、ブエナビスタなど中距離名馬の勝利も無いことはないのですが、その両頭にしても(1番人気で)2度走っての1勝。スプリンターとして名を上げたストレイトガールの2連覇からも見て取れるように、ヴィクトリアマイルは『差し脚自慢の中・長距離馬』ではなく『先行力のある1400メートルぐらいの馬』を狙うべき舞台だと考えるべきでしょう。 2007年1番人気10着カワカミプリンセス 2007年2番人気9着スイープトウショウ、 2008年3番人気8着ベッラレイア 2009年2番人気8着カワカミプリンセス 2009年3番人気6着リトルアマポーラ 2010年2番人気4着レッドディザイア 2011年3番人気3着レディアルバローザ 2012年2番人気16着オールザットジャズ 2014年1番人気8着スマートレイアー 2015年1番人気6着ヌーヴォレコルト 2015年2番人気7着ディアデラマドレ 2015年3番人気4着レッドリヴェール 2016年1番人気2着ミッキークイーン 2016年2番人気3着ショウナンパンドラ 2016年3番人気4着スマートレイアー 2017年1番人気7着ミッキークイーン 2017年2番人気10着ルージュバック 2018年1番人気2着リスグラシュー 2019年1番人気4着ラッキーライラック 2020年3番人気7着ラヴズオンリーユー などなど、この手の人気馬は例を挙げてしまうとキリが無いぐらい。みんな1600メートルよりずっと長い距離で実績を挙げ、その多くは牡馬相手にもヒケを取らないG1馬たちでした。 ここがヴィクトリアマイル予想の肝。 ヴィクトリアマイルの歴史は中距離馬 受難の歴史。要するに、中距離馬が活躍するのは(同じ東京芝1600メートル・G1でも)ヴィクトリアマイルではなく安田記念の方なのです。 ----- ならば ここでの本命は「1600メートルの馬でも1200メートルの馬でもなく、1400メートルの馬」と言い続けてきた(7)レシステンシアということになりますね。「そんなはずがあるか」と言われることも多いのですが、自分の見立てでは1200メートルでは忙しすぎる馬。前走・高松宮記念の敗戦も、1400メートルの馬と見立てていれば「さもありなん」という負け方でしょう。 昨年のヴィクトリアマイルではグランアレグリアに交わされたところで心が折れて一気に脚色が鈍ってしまったのですが(6着)、外から交わされると一気に脚色が鈍るのは、この馬の特徴とも言えるところ。グランアレグリアがいなければ6着が5着になっていたのではなく、1着もあり得たと考えており、去年と同じく今年も このレースで(7)レシステンシアの単勝を買うことに、何の迷いもありません。 ---------- ※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。 ※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70~上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。 |
Sure Tip |
|
Combination |
|
Total Betting |
|
How about this tip? |
3Nice |
Tip view |
378view |