Pro tipster MAX > N.Okamura's TipPROCYON STAKES G3 - 9/7/2017 Chukyo11R |
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中京開催に移設されて6年目となるプロキオンステークス。いまだにレース名を見ると「あれ? まだ阪神開催だっけ?」なんて思ってしまうレースなのだが、レース質的には阪神開催の時代とそんなに変わらないと考えている。 というか、個人的には左回りとか右回りとか、まったく気にしていない。ラチを頼るとか、左回り巧者とか右回り巧者とか、そういう馬がごく少数いないとは言わないが、(とくに強い馬ほど)中央競馬の長い直線をずっと片方の手前で走っているわけではないし、そういうのを気にしても予想や回顧に時間が掛かるだけで、実入りはそれほど大きないと考えている。 1番人気はG1・フェブラリーSでも3着に好走した(1番人気だったけど)(8)カフジテイクだろうか。これはガチの追い込み馬、ノンコノユメみたいに派手な競馬で人気を集めるタイプだ。追い込みが決まると本当に鮮やか。映像的にはメチャクチャ強くも見える。 しかし最近「追い込み馬の錯覚」というようなことを考えている。 たとえば「先行2~3番手から2着」だった馬がいるとする。 逃げ馬と同じ脚色でのなだれ込み、もしくは逃げ馬を交わすものの4~5番手の馬に楽に差し切られた。当然ゴール前の脚色は良くなく、これだと映像的には強く見えない。 対して「最後方から2着」だった馬はどうだろう。 4~5番手の馬が楽勝しようと、それよりももっと脚色が良いぶん強く見える。逃げ馬が逃げ切るような展開なら、1頭だけ全然別の末脚にも見える。同じ2着なのに。 要するに、追い込み馬はレースぶりが派手なので過剰に人気になりやすいということ。競走馬の末脚を能力と言うのなら、無理なく好位が取れる先行力も能力であるはず。その辺りの先行力は「できて当たり前のこと」と考えられ、とくに近年は末脚が過剰にクローズアップされる傾向にある。 ハッキリ言うと、4角10番手以下になることが確実な人気馬は「絶対に買っちゃダメ」なのだ。東京だろうが、新潟だろうが。ましてやダートの1400mなんて。ちょっとデータを出してみようか。 ■主なダートコース、4角10番手以下だった1番人気馬の成績 東京ダ1400m 119戦【23-17-18-61】勝率19.3% 単回収49% 京都ダ1200m 51戦【 9- 9- 6-27】勝率17.6% 単回収53% 阪神ダ1400m 63戦【11-10-11-31】勝率17.5% 単回収39% 東京ダ1600m 133戦【23-21-18-71】勝率17.3% 単回収40% 京都ダ1800m 67戦【10- 4- 7-46】勝率14.9% 単回収49% 京都ダ1400m 70戦【10-15- 8-37】勝率14.3% 単回収33% 阪神ダ1200m 64戦【 9- 8- 5-42】勝率14.1% 単回収37% 阪神ダ1800m 50戦【 7- 4- 5-34】勝率14.0% 単回収37% 東京ダ2100m 50戦【 6-10- 6-28】勝率12.0% 単回収31% 中京ダ1800m 19戦【 2- 0- 3-14】勝率10.5% 単回収41% 中山ダ1800m 86戦【 8- 3- 6-69】勝率 9.3% 単回収22% 中京ダ1400m 22戦【 2- 4- 4-12】勝率 9.1% 単回収23% ←コレナ ※2007年~2017年 通常、1番人気の勝率は32%前後なので、どのコースを見ても、それに比べて分が悪いことは一目瞭然。その中でも中京ダ1400mの散々たる成績(!)。東京ダ1400mを追い込んで快勝した(8)カフジテイクが、中京ダ1400mで同様の競馬ができる確率は、その半分以下と考えて良いのではないだろうか。 結果的に後方からの競馬になった1番人気ならまだしも、レース前から4角10番手以下になることが分かりきっている1番人気を買うことはお勧めできない。そりゃぁたまにはそういった馬が思いがけず先行して、そのまま圧勝なんてシーンもあるのだが(2005有馬記念・ハーツクライとかさー)、単回収率23%の馬に勝たれたら「それはそれで仕方ない」ぐらいの感覚で良いのではないかと思う。 2番人気なら勝率が跳ね上がるとか、3番人気なら大丈夫とか、もちろんそういうこともなく、(12)キングズガードや(13)イーデンホールもちょっと怪しいところ。(特別登録に名前のあった)エイシンバッケンも出ていたら、みんなまとめてぶった切ろうと思っていたところだ。 ということで、本命は(2)ベストマッチョ。条件戦時代は緩いペースを先行して勝ち星を重ねていた馬で、今年1月にオープン入りすると、ペースの速さについて行けない競馬が続いていた。 そこまでの馬だったかと根岸S12着で見限っていたのだが、降級となった前走の麦秋Sでは、今度は自ら速いペースで逃げて勝ち切ってしまった。これにはちょっとビックリ。これが新生・(2)ベストマッチョか。逃げてほしいとは言わない。重賞のペースでも置かれずに追走できるなら、それで十分。位置取りひとつで勝負になるはずだ。 |
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