予想されるベストの適性値は「172」で、平坦戦を想定。
脚質的には先行馬が15%優勢。
なんか(4)マルカフェニックスがエライ人気だなと思ったら、この馬は去年と一昨年の阪神カップ勝ち馬だったのですね。………?! いやいや、違うっ、違うよ。一昨年はマルカフェニックスじゃくてスズカフェニックスだ。アブねーアブねー。(4)マルカフェニックスは去年だけの勝ち馬だ。これがこの馬唯一の、非消耗戦好走例。紛らわしいよ。
しかしここは、状態が戻っているのならフツーに(2)キンシャサノキセキ以外あり得ないのでは? とまで思ってしまう。実績を言えば2度のG1・2着を持ち出すまでもなく最上位。この間まで3戦連続で2桁着順が続いていたが、その時の状態を脱しているならば、ちょっと他とは格が違う。
言えば2走前のスプリンターズSは12着だったのだが、勝ち馬とは0.4秒差。キンシャサノキセキ自身も4コーナーで審議の対象になっていたのだが(到達順位の通り確定)、自身も直線でアイルラヴァゲインとサンダルフォンにはさまる不利を受けている。一度ブレーキが掛かって再スパートできるような瞬発力のある馬ではないし、あれは致命的。この不利がなければ悪くとも3着ぐらいはあったのではないかと思ったものだ。
(2)キンシャサノキセキはデビュー2戦目のジュニアカップ、勝ち時計の速さからその後ずっと人気になり続け、1600m戦で人気を裏切り続けてきた馬。頑強な持続力は持っているのだが、致命的に瞬発力に欠ける。そんな印象の馬だからこそ、スプリント路線への転向は大正解だった。そしてそれ以上に向くと思われるがこの1400mという距離。1200m・G1よりも相手関係は楽になり、1200m・G1よりも自分のリズムで競馬ができる。1400mのG2は(2)キンシャサノキセキの独壇場だ。
※ 適性値の3数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。3数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考え
られる基礎能力を数値化したもの(瞬発指数)。
※適性値や「▼4▼4△7」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/book/5374176/ |