予想されるベストの適性値は「820」で、瞬発戦を想定。
脚質的には差し馬が20%優勢。
昨年は未勝利を勝ったばかりのブエナビスタが単勝2.2倍の1番人気に支持されたレース。いくら強そうだと言っても、未勝利勝ち直後の1番人気はやりすぎだろうとなんて思ってたら、実は2.2倍でもつきすぎでしたというぐらいの圧勝劇になってしまった。
しかし今年はそこまで評判になる馬がおらず、実績ある2勝馬が順当に上位人気を占めることになりそう。そういうことならおそらく人気の中心になるのは同距離の重賞を勝っている(16)シンメイフジであり、前日オッズを見ると実績馬が順当に人気を集めているように見える。唯一の異質は1戦1勝の(10)タガノパルムドールが単勝10倍前後の人気になりそうなことぐらいか。
しかし見渡してみると「タガノ」が多い。八木昌司氏と八木良司氏、2人で3頭出しか。いやいや、それを言うなら前田幸治氏は(5)サリエル、(7)ラナンキュラスと(9)カスクドール、1人で3頭出しだ。
…と、そんな話は置いといいて、やっぱり(16)シンメイフジと(18)アパパネの2頭が抜けていると思う。自分が2歳馬を語るとき、しばしば「特殊ラップ」という言葉を使うのだが、(16)シンメイフジも(18)アパパネも、すでにそれを記録している馬だからだ。
(16)シンメイフジの新馬戦、阪神芝1200mでの「△1▼2▼2」は特殊ラップであり、(18)アパパネの未勝利勝ち「▼14▼4▼1」も特殊ラップ。こういうラップを「ローカルや京都コース以外」で出すことに意味がある。どちらもラップギア適性値に問題はないのだが、どちらに「より特異性があるか」と言われれば(18)アパパネかと。どちらも速いペースは未経験だが、今回もそんなに速くはなりそうにないので。
※ 適性値の3数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。3数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考え
られる基礎能力を数値化したもの(瞬発指数)。
※適性値や「▼4▼4△7」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
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