Pro tipster MAX > N.Okamura's TipSHUKA SHO G1 - 15/10/2023 Kyoto11R |
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ラップギアコース適性値【瞬5平4消1】に近い比率の馬が有利 番馬名 【ラップギア】瞬発指数 01フェステス【瞬2平2消0】 99 02ハーパー 【瞬3平1消0】105 03マラキナイ【瞬1平2消0】105 04コナコース【瞬2平2消0】106 05ドゥーラ 【瞬1平1消1】108 06リバティア【瞬3平2消0】118 07マスクトデ【瞬3平0消0】107 08モリアーナ【瞬1平2消0】107 09ミシシッピ【瞬3平0消0】101 10グランベル【瞬2平0消0】102 11キタウイン【瞬2平1消0】103 12ドゥアイズ【瞬2平2消0】104 13ラヴェル 【瞬1平1消0】105 14コンクシェ【瞬3平2消0】102 15ヒップホッ【瞬2平2消0】104 16ピピオラ 【瞬1平1消1】100 17ソレイユヴ【瞬2平2消0】 98 18エミュー 【瞬1平2消0】 96 今年の秋華賞は、何を差し置いても(6)リバティアイランドの存在から語り始めるべきでしょう。すでにG1・3勝にして しかも三冠王手の(6)リバティアイランド。私の専攻分野はラップタイム分析ですので、今回は同馬の能力をラップ面から解説していきたいと思います。 ■リバティアイランドの新馬戦ラップタイム 13.2-12.2-12.8-13.1-12.5-10.9-10.2-10.9 まず新馬戦。これが いきなり常軌を逸するラップタイムでした。ラスト3ハロンが全部10秒台というのはJRA史上初のことだと思われます。ラスト2ハロン連続10秒台としても、1986年以降のJRA 約12万5000レースの中で10例 程度しかない という状態。イクイノックスも オルフェーヴルも ディープインパクトでさえも達したことのない領域の馬が、ある日突然 現れたということです。 2022年7月30日のレース当日は ちょっと信じられず、レース映像を見ながら何度もストップウォッチで計りなおしたりも してみました。ラスト3ハロン全部10秒台どころか、それに近いような数値さえ、今まで見たことが なかったからです。これは驚くと言うよりも狼狽でしたね。どんな条件でも このタイムが出せるという訳ではないのですが、この馬のポテンシャルを示す要素とは言えるでしょう。 そして迎えた前走のオークス。ここでも(6)リバティアイランドは規格外のレースをしてみせます。中団追走から直線に入ったところ、馬ナリで2番手までポジションアップし、そこから追い出されるとアッという間に2馬身、3馬身。そのまま差を広げ続け、最終的には6馬身差を付けてのゴールでした。 オークスは長距離の割に着差が付きにくいレースで、2着との着差・6馬身は1980年以降の近代競馬では最大と言えるものでしょう。それに次ぐのが2012年ジェンティルドンナの5馬身差であり、あとは大抵 1馬身以内。2018年アーモンドアイにしても、2着との差は2馬身程度でした。 ■2023年オークス・ラップタイム(勝ち馬リバティアイランド) 12.3-10.5-12.3-12.6-12.3-12.0-12.0-12.0-12.0-12.0-11.6-11.5 そして このラップタイムを見れば、2着以下が まったく食い下がれなかった理由も分かるはず。ラスト1ハロンが11秒5、これが記録の残っている1986年以降では最速の記録となっています。さらに言うと ラスト2ハロンにかけての11秒6→11秒5と、馬が一番苦しくなる場面で更に加速していくという、いわゆる加速ラップ。過去三十余年のオークス勝ち馬を見ても、これが出来た馬は他に1頭たりとも存在しません。 このように、アーモンドアイやジェンティルドンナといった歴代の最強牝馬たちと比較してもラップ的には破格。(6)リバティアイランドが 常識はずれ、規格外の馬であることは間違いありません。単純にGI・3勝の実績だけを見ても、今さら マグレ勝ちが続けいただけだ と考える人は ほとんどいない ものと思われます。 ただ、必ずしも強い馬が勝つとは限らないのが競馬の面白いところであり、恐ろしいところ。過去の秋華賞1番人気を見ると、適性不向きで敗れたスーパーホースが数多く存在するG1であり、単純に "強いから勝つ" ではなく、適性考察も疎かにはできないレースでもあります。 ---------- それでは(6)リバティアイランドの秋華賞 適性はどうなのでしょう。身もフタもない話ですが、これが実は結構 秋華賞向きの馬なのではないかと考えています。理由は2つありまして、まずひとつめが2歳時のアルテミスSでの負け方。 そのアルテミスSでは直線、狭いところに閉じ込められて 騎手が困ってる間に 勝ち馬に3馬身も4馬身も先に行かれてしまい、それが大きな敗因だと言われているのですが、むしろ進路が空いて騎手がゴーサインを出してから、加速し始めるまでに5秒近くを要している辺り、「瞬間的に加速できなかった」のが一番の敗因ではないかと考えています。 瞬間的に加速する力、つまりは "瞬発力" が足りなかったと。 そして2つ目はオークスでの勝ち方。追い出されるとアッという間に2馬身、3馬身。そのまま差を広げ続け、最終的には6馬身差を付けてのゴール と先に書いたのですが、瞬発力に特化した馬は ほとんどこういう勝ち方を見せません。 瞬発力のあるサラブレッドが本当に良い脚を使えるのは、せいぜい200mか、長くても300mまで。それが ラップタイムを基準とした 瞬発力という考え方であり、ラスト1ハロンでさらに加速して400mも500mも後続を離し続けるのは "持続力のある末脚" に分類されるもの。瞬間的に加速したあと、ピタッと止まる(ように見える)のが映像的な瞬発馬の特徴です。 ゆえに適性面からは、むしろ よく桜花賞とオークスを勝てたものだと言えてしまうぐらい。これも ひとえに(6)リバティアイランドの能力の高さ、プラスして桜花賞もオークスも例年より瞬発力を要さない流れになったことも作用しているのかも知れません。 結論として(6)リバティアイランド、死角なしです。ただ 18頭立ての多頭数、アルテミスSのように前が塞がって加速を一旦減速することになった場合、そこからの再加速には やや時間が掛かるタイプだということは忘れては なりません。 とは言え、その鞍上は名実ともにナンバーワンとなった川田将雅騎手。アルテミスSでの敗戦を経て「そういう馬だ」と理解して乗るのなら、それを未然に防ぐ手立ては いくらでも持っているはずです。 上手い騎手は 勝負どころで困るようなことが発生しないように、その手前の段階で何通りものプランB、プランCを実行しているのものです。しかもそれを目立たない形でスムースに実行できるのが本当に上手い騎手。 プランAが潰れたら そこでお終い という騎手も たくさんいますけどね。 ---------- さて、話は変わって(5)ドゥーラ。実は(6)リバティアイランドではなく、何とかこの馬を本命にできないものかと考えていた時期もありました。チューリップ賞と桜花賞では15着と14着に大敗しているのですが、札幌2歳SとクイーンSの勝ちラップが実に秋華賞向きという逸品。京都芝2000メートルという舞台に於いて、これ以上に適性を感じる馬は他に いません。 加えて言うと、秋華賞の歴史は平坦ラップの歴史。ラップギア適性値で言うところの【瞬1平2消0】のような馬を大いに狙うべきで、実はこれが2008年秋華賞1000万馬券にも繋がっていた重要事項。 ■2008年 秋華賞 京都芝2000m 11番人気1着 ブラックエンブレム 瞬1平2消0 8番人気2着 ムードインディゴ 瞬1平1消1 16番人気3着 プロヴィナージュ 瞬1平2消0 13番人気4着 ブライティアパルス 瞬1平2消1 3連単1098万2020円 そうなると【瞬3平1消0】の(2)ハーパーや【瞬3平0消0】(7)マスクトディーヴァ辺りの狙いを下げることにも繋がり、(6)リバティアイランド→(5)ドゥーラに続く3着指定に平坦系の馬を すべて配置するのが面白そう。(6)リバティアイランドの勝利を前提とするなら、実質(5)ドゥーラからの馬単を買う感覚になるのでしょうか。今年の秋華賞は3連単で大きく勝負することになります。 ---------- ※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。 ※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70~上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。 |
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