Pro tipster MAX > N.Okamura's TipTAKARAZUKA KINEN G1 - 25/6/2017 Hanshin11R
N.Okamura 's Tip  Latest tips>>
25 Jun 2017 Hanshin 15:40
11R TAKARAZUKA KINEN G1
Turf 2200m Special Weight
Added Money (JPY) 150.0M 60.0M 38.0M 23.0M 15.0M

Required Gold(VIP member) 800G
Required Gold(Normal member) 1600G
Place BN HN Horse Name Sex/Age Weight Jockey Odds Tip Mark
What's TIP MARK?
◎ 1st Pick
○ 2nd Pick
▲ 3rd Pick
△ Good
× OK
Short Comment
1 8 11 Satono Crown M5 58.0 M.Demuro 9.0
2 2 2 Gold Actor M6 58.0 N.Yokoya 12.7
3 7 8 Mikki Queen F5 56.0 S.Hamana 10.4
4 6 6 Sciacchetra M4 58.0 C.Lemair 8.5
5 6 7 Rainbow Line M4 58.0 Y.Iwata 23.8
6 1 1 Mikki Rocket M4 58.0 R.Wada 32.5
7 3 3 Spirits Minoru M5 58.0 H.Miyuki 110.5
8 5 5 Cheval Grand M5 58.0 Y.Fukuna 12.7
9 8 10 Kitasan Black M5 58.0 Y.Take 1.4
10 4 4 Clarity City M6 58.0 K.Matsuy 188.5
11 7 9 Hit the Target M9 58.0 Y.Kawada 167.1

Comment

宝塚記念は脚の遅い馬が有利。



競馬は脚の速さを競う競技であり、奇異に感じることもあるかもしれないが、そういうレースは確かに存在する。その代表的な例が、“1~3着馬の上がり3ハロンタイム平均”が35秒3の有馬記念。そして同35秒7の宝塚記念だ。


■宝塚記念(過去10年)1~3着馬の上がり3ハロンタイム
2007年 1着 アドマイヤムーン  36秒2
2007年 2着 メイショウサムソン 36秒6
2007年 3着 ポップロック    36秒5
2008年 1着 エイシンデピュティ 37秒3
2008年 2着 メイショウサムソン 36秒9
2008年 3着 インティライミ   37秒2
2009年 1着 ドリームジャーニー 34秒3
2009年 2着 サクラメガワンダー 35秒0
2009年 3着 ディープスカイ   34秒8
2010年 1着 ナカヤマフェスタ  35秒8
2010年 2着 ブエナビスタ    36秒3
2010年 3着 アーネストリー   36秒6
2011年 1着 アーネストリー   35秒1
2011年 2着 ブエナビスタ    34秒5
2011年 3着 エイシンフラッシュ 34秒7
2012年 1着 オルフェーヴル   34秒7
2012年 2着 ルーラーシップ   35秒4
2012年 3着 ショウナンマイティ 35秒0
2013年 1着 ゴールドシップ   35秒2
2013年 2着 ダノンバラード   36秒2
2013年 3着 ジェンティルドンナ 35秒9
2014年 1着 ゴールドシップ   35秒2
2014年 2着 カレンミロティック 35秒8
2014年 3着 ヴィルシーナ    36秒3
2015年 1着 ラブリーデイ    34秒8
2015年 2着 デニムアンドルビー 34秒0
2015年 3着 ショウナンパンドラ 34秒7
2016年 1着 マリアライト    36秒3
2016年 2着 ドゥラメンテ    36秒1
2016年 3着 キタサンブラック  36秒8

脚が遅いというのは必ずしも欠点ではない。たしかに上級クラスの馬は大抵速い脚を持つものなのだが、それがすべてだと言うのなら、その平均が35秒3であったゴールドシップの強さはどうだ。

“脚が遅い馬”は速い上がりには対応できないし、“脚の速い馬”は上がりのかかるタフな競馬には音を上げてしまう。だからこそ、二極化した現在の競馬において、適性考察が重要になってくるのだ。

ちなみに天皇賞(秋)やジャパンカップの“1~3着馬の上がり3ハロンタイム平均”は34秒1。これらと宝塚記念は対極に位置するレースだと考えられる。ゴールドシップが宝塚記念を得意とし、東京コースを苦手としていた解はここに求めるべきだろう。

これは宝塚記念のレベルが低いという意味ではなく、そういった質のレースであると考えてほしい。上がり3ハロン33秒台で勝つような馬ではなく、35秒で勝てるような馬に有利なレースであるということ。つまりは“脚の遅い馬が有利”なレースであるということだ。



では今年、1番人気が確実となっているキタサンブラックはどうなのだろう。同馬の“1~3着時の”上がり3ハロンタイム平均”は現在のところ34秒8。これだけを見れば、キタサンブラックは34秒を切るようなタイムでビュッと上がってくる馬ではないことが分かる。逃げ・先行馬がある程度上がりがかかるのは当然のことではあるのだが。

しかし、さらにもう一段階、細分化してみると少し違ったモノも見えてくる。


■キタサンブラックが勝ったレースの、自身の上がり3ハロンタイム
2015新馬戦      34秒2
2015 500万下     34秒7
2015 スプリングS   34秒4
2015セントライト記念 34秒9
2015菊花賞      35秒0
2016天皇賞(春)    35秒0
2016京都大賞典    33秒6
2016ジャパンカップ  34秒7
2017大阪杯      34秒3
2017天皇賞(春)    35秒3

■キタサンブラックが敗れたレースの、自身の上がり3ハロンタイム
2015皐月賞      35秒2
2015日本ダービー   36秒8
2015有馬記念     35秒1
2016大阪杯      33秒6
2016宝塚記念     36秒8
2016有馬記念     35秒8


それぞれに多少のイレギュラーはあるものの、キタサンブラック勝ちレースの“平均上がり3ハロン”は34秒6、それに対して敗れたレースの“平均上がり3ハロン”は35秒6、つまりは1秒近くも違うのだ。

 14着に大敗したダービーを度外視し、僅差で敗れたレース(2着、3着)だけを対象としても、その平均は35秒3。たかが1秒と思われるかも知れないが、競馬での1秒は約6馬身に匹敵する大きな差なのだ。これを偶然の産物だと考えるべきだろうか?

不得手な流れになっても2着3着に来いてるのは、逆にそれが名馬の証。だからこそ完全無欠のスーパーホースにも見えるのだろうが、キタサンブラックにだってちゃんと弱点はあるということだ。

2017年の天皇賞(春)はもっと上がりが速くなると想定していたのだが、35秒3で勝ってしまったのは少し驚かされた。キタサンブラックはそれまで15戦、自身の上がりが35秒1を超えるようなレースでは一度も勝てていなかったからだ。そこは2016年の天皇賞(春)より強くなった、能力を発揮できるストライク・ゾーンの幅が広がったと考えるべきなのかも知れない。

しかしそれでも、宝塚記念は過去10年“1~3着馬の上がり3ハロン平均”が35秒7という、他に類のない消耗性の強い特殊レース。これをキタサンブラックの死角と考えて話を進めていきたい。


■2017宝塚記念出走馬、1~3着時の上がり3ハロン平均
ミッキークイーン  34秒0
クラリティシチー  34秒2
-------------------------
シュヴァルグラン  34秒6
ゴールドアクター  34秒7
サトノクラウン   34秒7
ミッキーロケット  34秒7
レインボーライン  34秒8
キタサンブラック  34秒8
シャケトラ     34秒9
-------------------------
ヒットザターゲット 35秒2
スピリッツミノル  36秒6


しかし今回はこの単純平均ではなく、キタサンブラックの項目で調査した“1着時の平均”と“2~3着時の平均”を比較してみたい。アーネストリーやゴールドシップは言うに及ばず、アドマイヤムーンやエイシンデピュティ、ラブリーデイ、マリアライトなど、過去10年勝ち馬の大半がこのカテゴリに収まってくるからだ。通常はキタサンブラックのように、1着時の平均”が“2~3着時の平均”よりも速くならないとおかしいはず。これこそ、隠れた消耗レース巧者だと考えられまいか?

今年、“1着時の平均”が“2~3着時の平均”より遅い馬は
ミッキークイーン (34秒5と33秒6)
サトノクラウン  (34秒9と33秒8)
レインボーライン (35秒0と34秒7)
シャケトラ    (35秒1と34秒6)
の4頭であり、この4頭から絞っていくことになる。



まず目を付けたのは(11)サトノクラウン。(9番人気だった)去年の宝塚記念でも◎を打っていた馬だ。ドゥラメンテやキタサンブラックを差し置いて、結構自信を持って本命に推した馬。いや、それ以前、皐月賞でも3歳時の天皇賞(秋)でも◎を打っていた馬だ。

「G1を勝てる馬」という宣言は世界のHIGHLAND REELを完璧に下した2016香港ヴァーズで達成してしまったのだが、それでも今年の大阪杯では評価を下げてみた(3番人気6着)。

大阪杯では「2000mは適正距離外ではないか」という仮説を立てたからだ。ラップギアに付随して「平坦馬は距離適性の幅が短い」という話を何度かしている。瞬発馬には「距離適性という概念がない」のだが(だからキタサンブラックの菊花賞や天皇賞(春)で◎を打てた)、平坦馬はベスト距離から±200mほどでしか力を発揮できないという話。

(11)サトノクラウンは2200mでの強さ、そして2400m香港ヴァーズでの強さを見るに、適正距離が2200~2600mではないかとの疑いが濃くなってきたからだ。(11)サトノクラウンにとってのベストは、“2200m~2600mで上がりのかかる平坦戦”であるはず。

しかしそうなると、去年の宝塚記念(6着)だけが、どうしても説明が付かないということに。G2以下では5戦5勝(無敗)の馬であり、2200m以上ならG1でも(苦手な瞬発戦)ダービー3着と、香港ヴァーズ勝ち。ならば去年も力説したのだが、宝塚記念こそ向く馬のはずなのだ。なぜ去年の宝塚記念、好走さえできなかったのか。その理由が本当に分からない。

「分からないけど信じて本命」というのは性に合わないので、ここは別の馬にも目を向けてみることにする。(6)シャケトラはどうだろう? 前走の天皇賞(春)9着で評価を落としてしまった馬だが、スタートで出遅れ、騎手がそれを挽回しようと加速を促したところで折り合いを欠くことになってしまった。3200mのG1でこの競馬は致命的。

天皇賞(春)は傾向として“差し馬の出番がないレース”なのだが(今年もそうだった)、宝塚記念は逆に“後ろからグイグイ差して来る馬”のレース。すなわち天皇賞(春)と宝塚記念の質的な連動性はなく、宝塚記念において天皇賞(春)のレースぶりはまったく考慮しなくても良いと考えている。

もうひとつ、(6)シャケトラは昇級戦に良くない傾向を見せており、500万下条件の時代から昇級戦は単勝1.6倍で3着。次走同じ500万下条件を圧勝しており、続く1000万下は単勝1.3倍で辛勝。さらに格上挑戦となったG2では2着に敗れ、次走相手がさらに強化したG2を完勝。そして(昇級戦とは言わないが)初挑戦のG1で敗れたところが現在地となっている。

■シャケトラの昇級戦成績
未勝利 勝ち
500万下 3着(昇級戦)
500万下 圧勝
1000万下 辛勝(昇級戦)
G2 2着(昇級戦)
G2 快勝
G1 9着(昇級扱い)
G1 ??←いまココ

ラップギア適性値は【瞬3平2消0】だが、瞬発戦5戦2勝に対して、平坦戦は2戦2勝。(6)シャケトラが平坦馬であるならば、こちらも適正な距離は2200m~2600m辺りが見込まれる過去成績であり、ならば適性外3200m天皇賞(春)の負け方も納得できる事象。そうだな、去年の敗因が分からない(11)サトノクラウンより(6)シャケトラのほうが間違いはないと判断する。



※印や金額は発走の約1時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。

Sure Tip

Normal Tip

Combination

Win Normal 6 5,900JPY
Show Normal 10 100JPY

Total Betting

Betting:6000JPY  Payout:0JPY  Winnings:-6000JPY

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