予想されるベストの適性値は「910」で、瞬発戦を想定。
脚質的には差し馬が45%優勢。
ステイヤーズSは菊花賞2着馬の(5)フォゲッタブルが人気になりそうだが、こちらは同4着馬の(7)イコピコか。2番人気、3番人気になりそうなのも前年菊花賞3着の(11)ナムラクレセントと4着馬(5)スマートギアで、はからずもここは3歳世代と4歳世代の菊花賞上位入線馬が人気を分ける形になりそう。低レベルと言われた現4歳と、ハイレベルと言われた現3歳の対決、これはなかなか興味深い。
しかし(7)イコピコにしても(5)スマートギアにしても、脚質的な不安がある。(7)イコピコはこれまで緩いペースしか経験していないし、(5)スマートギアは多少速いペースを経験していても、頑なに後方からの競馬を選択する。前走・アルゼンチン共和国杯では中団やや前からの競馬だったのだが、そこで大敗しているだけに今回はまた後方に待機するしかないだろう。それが良いことか悪いことかは別として、そうしないと多くの人に納得してもらえないと思うから。
(11)ナムラクレセントや(10)サンライズマックスはある態度の位置で競馬ができると見込めるものの、この「瞬9平1消0」という阪神芝1800mのコースでは瞬発力不足の懸念。スローなら前での競馬も可能で、しかも抜群の瞬発力を持つ馬。となると(14)ハイアーゲーム、それしかない。
※ 適性値の3数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。3数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考
えられる基礎能力を数値化したもの(瞬発指数)。
※適性値や「▼4▼4△7」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/book/5374176/ |