予想されるベストの適性値は「451」で、平坦戦を想定。
脚質的には差し馬が80%優勢。
全体的に、そんなにレベルの高いメンバーではないと思う。地方を含めても、ダートのオープンクラスに出走したことがある馬は(1)カネトシコウショウ、(4)メトロノース、(6)ドクターラオウ、(8)スマートダズルと(12)シルクメビウスの5頭だけ。そのうち(6)ドクターラオウと(8)スマートダズルは2秒も3秒も負けているのだから、人気にもならないだろう。むしろ(10)ミッキーペトラや(16)ゲットフルマークスが結構な穴人気になりそうなぐらいだ。芝大敗の初ダートにもかかわらず。
(12)シルクメビウスは唯一の3勝馬だが、この馬にしても、能力的にどれぐらい抜けているかは微妙。この辺りが相手なら、前走500万下を買ったぐらいの組でも勝負になるのではないかとさえ思えてくる。
展開としては(16)ゲットフルマークスの逃げ。芝のG1・NHKマイルカップでも逃げた馬、ここでも先手を取ることには苦労はしないはず。壊滅的なペースで逃げるワケではないが、1600mとして遅くはないペース。その程度の逃げなのにNHKマイルカップは3番手以下と4馬身も5馬身も離れてしまったのだ。それがNHKマイルカップ、ジョーカプチーノの勝因でもある。
ラップギア的には「瞬4平5消1」のコースで、過去の同レースも平坦決着が多数。こうやって展開や流れを決め打ちしてしまう予想法である以上、その読みが外れたときに大きく外してしまうことは仕方がない。だから自分のスタンスとしては、◎が大敗したとしても、流れが想定と大きく違うなら、それは仕方のないことだと思っている。
しかしこのレースの出走馬は(重賞としては)押し並べて瞬発指数が低いように、あまり速いペースを経験していない。(16)ゲットフルマークスの逃げに噛み合う差し馬がほとんど見当たらないのだ。そうなると(16)ゲットフルマークスの逃げ切りまで考えてみたのだが、それもNHKマイルカップでの大逃げが目立った馬、そこまで楽はさせてもらえないか。
そういった観点で探すと、噛み合いそうなのは(3)デイトユアドリーム、(6)ドクターラオウと(12)シルクメビウスの3頭ぐらい。そうなると能力との兼ね合いから、浮上してくるのは、やはり(12)シルクメビウス。悔しい結論だが、こういった対応力がオープンでの経験の差ということになる。
※ 適性値の3数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。3数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考
えられる基礎能力を数値化したもの(瞬発指数)。
※適性値や「▼4▼4△7」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/book/5374176/ |