予想されるベストの適性値は「262」で、平坦戦を想定。
脚質的には差し馬が15%優勢。
能力に関しては(6)ナンヨーヒルトップで文句なし。重賞は未勝利だが、準オープンでの勝ちっぷりから、昇級後すぐに重賞で勝ち負けのレベルにはあったと思う。しかし、問題となるのは距離に関してのこと。この(6)ナンヨーヒルトップは瞬発戦で6戦5連対、平坦戦で6戦3連対、消耗戦で2戦0連対と、ちょっと偏った適性を見せているからだ。
瞬発戦にならずとも、平坦戦なら能力差でギリギリ何とかなるかもしれない。過去には1400mでの勝ち鞍もある。しかしその1400mでの勝ち鞍をよく見てみると、それは2歳戦でのもの。緩いペースで行なわれたレースでの勝利(瞬発戦)だった。同じ1400mでも2歳限定戦と古馬重賞では流れがまるで違う。
たとえばその2歳限定500万下は前半3ハロンが36秒1であり、今回は(3)セントラルコーストの参戦もあって前半3ハロン34秒ソコソコが想定されるところ。この2秒の差、(6)ナンヨーヒルトップにとっては2走前にスピード負けしたカベラSにも似たレベルの負荷がかかるのではないだろうか。そして、その負荷を感じたまま持ち前の瞬発力を期待するのはちょっと無理な注文のように思える。
※ 適性値の3数字はラップタイムから考えられる適性を「瞬発、平坦、消耗戦」に分け
て数値化したもの。数の大きいものが良いわけではなく、あくまで適性のバランスのみを
表す。3数字の比率がレースの適性値に近いほど有利。能力値は、ラップタイムから考
えられる基礎能力を数値化したもの(瞬発指数)。
※適性値や「▼4▼4△7」等の意味については、単行本「ラップギア」をご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/book/5374176/ |