Tip coliseum > E.Yamazaki's TipMEGURO KINEN G2 - 31/5/2020 Tokyo12R |
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ダービーDayの最終レースとして定着した目黒記念。このレースは、芝2400mのダービーよりも距離が100m長いだけ。しかし、ダービーよりも100m後方からのスタートになるだけで、直線の坂を2度も上ることになります。このためダービー以上に、スタミナが要求されます。 ダービーが中距離指向の強いレースとするならば、目黒記念は長距離指向の強いレース。実際に過去10年の連対馬20頭を見ても、14頭が前走で芝2400m以上の距離を使われていた馬。また、前走で芝2400m以下を使われていた6頭中4頭が、芝2400m以上の重賞で3着以内の実績がある馬でした。(例外は、2010年の2着馬イケドラゴンと2014年の2着馬ラブイズブーシェでともに5歳馬) また、スタミナが要求されるレースだけに、休養明けはマイナス。半年以上の休養明けだった馬は、過去10年で1度も3着以内がありません。中10週以上の休養明けだった馬も、連対馬は3頭のみ。該当馬は2013年のルルーシュ(2着)、2017年のフェイムゲーム(1着)、2019年のアイスバブル(2着)で、アイスバブル以外は、G2・アルゼンチン共和国杯勝ちやG1・天皇賞(春)で連対するなどの実績があった馬です。 一方、前走・天皇賞(春)の好走馬は、2014年に1番人気に支持されたアドマイヤラクティ(天皇賞・春で4着)のように、馬群に沈むことがほとんど。強豪相手のG1で能力を出し切った後では、おつりがないからでしょう。この年は前走の天皇賞(春)で16着と大敗を喫したムスカテールが巻き返しVを決めています。 当然、前走のG1・大阪杯で好走した馬も苦戦で、昨年は1番人気に支持されたブラストワンピースが、前走の大阪杯で小差の6着と善戦し、このレースでは馬群に沈みました。同馬は前年の有馬記念の覇者であり、決して長距離適性がなかったわけではありません。G1で好走すると、重いハンデを課せられるのも敗因のひとつですが、おつりがないのが一番の理由です。 では、軽ハンデ馬が穴メーカーになっているかというと、決してそうでもありません。目黒記念はスタミナが要求されるワンペースのレースだけあって、軽ハンデ馬の活躍はそこまで目立ちません。もちろん、ハンデが重いよりも軽い方が有利ですが、スタートダッシュが問われる短距離戦や、瞬発力比べのレースほど軽ハンデの優位性はないということです。 まとめるとレースを順調に使わている馬で長距離適性がある馬が有利ということ。休養明けの馬は、長距離実績のある馬でなければ狙いづらいということ。また、前走でG1で好走するなど、馬が消耗していないことがこのレースでの狙い目となります。前記該当馬から、実力のある馬を本命としたいです。 よって、◎には、昨夏から長距離路線に転向して、今年の早春Sまで3連勝と、勢いのある4歳馬(17)ボスジラを推します。前走の阪神大賞典は、大出遅れしたキセキの暴走でかなりタフな流れ。外々からの正攻法の競馬では、8着失速も当然でしょう。むしろ、勝ち馬ユーキャンスマイルと0.6秒差なら立派です。今回は中10週とレース間隔が開きましたが、1000万下、早春Sを連勝後にここへ挑んで2着と好走した、昨年のアイスバブル(当時4歳)のような勢いがあるので、本命としました。 ○は、昨年のこのレースの2着馬(4)アイスバブル。この馬は目黒記念で好走した後、特に昨秋の2戦が不振でしたが、休養明けの前々走・日経賞では勝ち馬ミッキスワローと0.6秒差(5着)と復調の兆し。前走のメトロポリタンSは、逃げ馬不在でウラヌスチャームが楽に逃げ残る展開に泣いたものの、重賞で逃げ馬も出走している今回は、さすがに前走よりもペースが上がると見て、この馬の末脚の持続力に期待しました。 ▲は、一昨年のこのレースで2着と好走し、次走の宝塚記念でも3着と好走した(2)ノーブルマーズ。この馬は宝塚記念好走後に低迷期に突入しましたが、前々走の中山金杯では勝ち馬トリオンフと0.2秒差(4着)と復調の兆し。今回は3ヵ月の休養明けになりますが、久々に最適距離を使われる点も強調材料。また、この馬が好走した目黒記念は前半5F61秒2-後半3F58秒3と超スローペースを、最内枠を利して3番手の最内を立ち回ったもの。そのときと同様の内枠も好ましく、ここでの期待が高まります。 以下特注馬として、昨秋のアルゼンチン共和国杯の2着馬(1)タイセイトレイル。この馬はこの路線の常連で、昨秋のアルゼンチン共和国杯のような超絶スローペースでも、前々走の阪神大賞典のようなタフな流れでも対応できるのが魅力。強烈なスピードや持久力がないので容易に勝てませんが、ここも大崩れはないと見て、特注馬としました。Cコース替わりで有利な内枠も好ましいでしょう。 あとは△に、2017年の菊花賞の3着馬で、一昨年の目黒記念では▲ノーブルマーズと0.1秒差(3着)の(3)ポポカテペトル。この馬は骨折による長期休養明け後がひと息でしたが、立て直された前々走・アルゼンチン共和奥杯では0.4秒差(6着)と好走。前走のダイヤモンドSは大敗を喫しましたが、再び立て直された今回は巻き返しがあっても不思議ありません。 他では、3走前ののアルゼンチン共和国杯で、特注馬タイセイトレイルと同やイムで3着の(8)アフリカンゴールド。今回は立て直されて2戦目。ひと叩きされての上積みを考慮すれば、ここで変われる可能性もあります。 さらに力の要る馬場でタフな流れとなった3走前のAJCCで、2番手追走から早め先頭に立ってしぶとく粘り、勝ち馬ブラストワンピースに食い下がった(11)ステイフーリッシュ。この馬は持久力を生かす競馬で浮上したように長距離でこそ。東京芝2500mはフィットしますが、今回はハンデ57.5kgを背負うこと、それほど走っていないとはいえ、前走で大阪杯を使っていることは好ましい材料ではないので狙い下げました。 最後に勢いある4歳馬のもう一頭(15)バラックパリンカ。この馬は芝2400mの前走・御堂筋Sで逃げてパフォーマンスを上昇させた辺りからステイヤーと推測されます。2010年のに9番人気でハンデ51kgで連対したイケドラゴン臭さを感じます。イケドラゴンのような軽ハンデならもっと面白い存在でしたが、これといった同型不在のここは、マイペースで逃げられる可能性が高いだけに、一考しました。 ★★★★★★★★★ Twitterもよろしく! @_yamazaki_erika ★★★★★★★★★ |
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