Tip coliseum > E.Yamazaki's TipCENTAUR STAKES G2 - 9/9/2018 Hanshin11R |
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中団から差しが有利な京成杯オータムHに対して、セントウルSは内枠の逃げ、先行馬が有利。開幕週で高速馬場の上に、最初の3コーナーまでの距離が約243mと短く、しかもコーナーが鋭角気味のため、この地点でハナへ行き切れなかった馬が折り合う形でペースが落ちつくことが多いです。 ただし、前に行ける脚のない内枠の馬は、包まれてしまうことも多く、また、一昨年のビッグアーサーのように、本来は逃げ馬ではない馬が積極的に出して失速することも少なくありません。ビッグアーサーは実力があるからそういう競馬でも通用しましたが、2013年のマジンプロスパーは逃げて大失速しています。 また、セントウルSは芝1200mでは唯一のG2ということもあり、休養明けの実績馬がしばしば参戦します。当然、それらは本番を見据えての叩き台として出走してくるわけですが、超高速馬場の上に芝1200mだと距離が短く、ほとんどスタミナが求められないために、走ってしまうことこの上ありません。 これまでもスリープレスナイト(2009年)やラッキーナイン(2011年)、ロードカナロア(2012-2013年)、ハクサンムーン(2014年)、ビックアーサー(2016年)などのG1馬が休養明けで連対しました。しかし、始動戦を叩き台に使えなかった馬のその次走はむごいことが多いもの。ラッキーナインやハクサンムーン、ビックアーサーは本番スプリンターズSで凡退、大敗。スリープレスナイトに至っては、その後、屈腱炎を発症して引退しました。 また、過去10年でロードカナロアだけがこのレースから始動して、スプリンターズSを連覇していますが、逆に言うと、ロードカナロアがG1レース以外の重賞で勝てなかったのは、内で包まれた2012年の函館スプリントCと2012-2013年のこのレースのみ。どれも2着です。前記したように、このレースは内枠と逃げ、先行馬が有利ですが、ロードカナロアは前に行ける脚がない上に、外目の枠を引いたことが幸いしたのでしょう。本番に繋がったという意味で。 さて、今年の高松宮記念の覇者(14)ファインニードルは、どうか? これまでの流れだと、セントウルSは休養明けのG1馬は「買い」という流れですが、実は、2009年のローレルゲレイロは、始動戦のこのレースでは14着としっかりとぶっ飛び、春秋のスプリントG1を連覇しています。なぜ負けたのかというと、この年は時計の掛かる馬場、さらに同馬はハナへ行かなければ持ち味が生きない馬であり、内枠から逃げた馬のハナを叩いて無理に逃げたためにガス欠を起こしたのです。 まとめると高速馬場だと休養明けの実績馬が走ってしまうことが多いですが、時計の掛かる馬場だとガス欠を起こしてしまうこともあるということ。そうなると日曜日にさらに降る雨はマイナスでしょう。昨日土曜日も雨の影響で開幕週としては時計を要していましたが、それ以上には時計が掛かりそうです。 そういう意味ではファインニードルの休養明けはマイナスですが、同馬は差し馬なのでローレルゲレイロのように厳しい競馬をせずにすみます。また、超高速馬場ではないので、内枠の逃げ、先行馬有利が緩和されて、外枠の差し馬にもよりチャンスが巡ってくるでしょう。よって、ファインニードルが今回の本命◎。 ○は、デビュー2戦目で芝1200mの未勝利を勝ち上がり、目下3連勝目で福島2歳Sを制した(11)アンヴァル。福島2歳Sは、前半3F33秒0-後半3F36秒0のハイペースを先行策から押し切る好内容でした。休養明けの前走の北九州記念では10着も、これはスタート後に挟まれてブレーキ。1分06秒6の好タイム決着で位置を下げる不利があった上に、直線でも進路を失う苦しい競馬でした。それも進路が開いてからはいい脚で伸びて、勝ち馬と0.7秒差のレースをしているあたりに、この馬の成長力を感じました。3歳牝馬なので斤量52kgのアドバンテージもあります。 ▲は、昨年の小倉2歳Sの覇者(6)アサクサゲンキ。この馬は未勝利を逃げ切り勝ちして、小倉2歳Sは先行策から勝利。武豊騎手が折り合いを覚えさせ、末脚を生かす競馬をするようになってから成績がさらに上昇。特に出遅れた前々走・CBC賞はハイペースで前がバテたにせよ、上がり3F32秒9の強烈な末脚でした。前走の北九州記念は直線で外に出し切れず、進路確保が不十分だったために6着とややパフォーマンスを下げる形となりましたが、時計の掛かる馬場でペースが上がればワンチャンスありそうです。 以下特注馬として、今年の阪急杯では、モズアスコットやレッドファルクスまどの強豪を押さえて優勝した(4)ダイアナヘイロー。その次走の高松宮記念では、逃げ馬の宿命らしく、阪急杯の激走の疲れ、さらにタフな馬場をオーバーペースで逃げたために殿負けを喫しました。しかし、本質が逃げ馬の場合、前走オーバーペース大敗後に巻き返すもの。今年の北九州記念は逃げ、先行馬には厳しい流れでしたから、今回で巻き返して来る可能性が高いでしょう。また、今回は武豊騎手ですから、無理にハナを奪ったり、競ったりしないでしょうから、そういう点でも期待しています。 あとは△に前々走の函館スプリントCで勝ち馬セイウンコウセイと0.2秒差(4着)の(4)アドマイヤゴッド。2番枠の前走UHB賞は内で包まれて脚を余す形での8着に終わりましたが、これが本来の実力ではありません。阪神芝1200mも超高速馬場で内枠の差し馬だと、最初の3コーナーでハナを取り切れなかった馬が下がってきて、ブレーキを踏まされることもしばしばありますが、時計が掛かる馬場ならばそれが緩和されるでしょう。 |
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