Tip coliseum > E.Yamazaki's TipFAIRY STAKES G3 - 8/1/2017 Nakayama11R |
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関東圏では数少ない3歳牝馬の重賞。桜花賞と同距離でありながら、阪神ジュベナイルFが終わった直後の一戦ということもあって、トップクラスの参戦は稀。遅れてデビューした大物は、ここではなくシンザン記念に出走することも理由のひとつでしょう。とにかく2勝馬の参戦は、ほとんどありません。 例年、ほぼ500万下レベルのメンバー構成。500万下を勝てる能力があれば通用することが多いですが、今年は新馬戦で素質の一端を見せた馬が1頭出走してきています。それがここを突き抜けて圧勝なら、この先のクラシックで通用する可能性もあるでしょう。 また、このレースが行われる中山外回りの芝1600mは、スタート地点が高低差5.3mの最高地点となる1コーナー横のポケット。そこから2コーナーまで緩やかに坂を下って、向こう正面で約4.5mの坂を駆け下りるコースです。この坂は、レースの3-4F地点。ここで息を入れるか入れないか、加速がつくかつかないかで、スローペースかハイペースかの明暗が分かれることが多いです。 この時期の3歳馬は体力がないので、坂で仕掛けて行かない馬が多く、結果として前残りになるケースがしばしば。これまでも2013年のクラウンロゼ(10番人気)、2015年のノットフォーマル(11番人気)、、2016年のビービーバーレル(3番人気)など、逃げ馬が穴を開けてきました。(未勝利戦が圧勝のビービーバーレルは順当だったかもしれませんが) ただ、今年は逃げ馬ツヅクがスローペースで逃げ切れなければ、ハイペースで逃げてみる江田照騎手なので、極端なスローペースは考えにくいものもあります。雨が降ればなおさらでしょう。平均ペースよりの流れで、意外と紛れなく素質や実力どおりに決まると見ていますが果たして? 馬券を絞るために、すでに底を見せているような実績馬は切り捨て、実は素質がありそう、成長力がありそうという馬を積極的に狙いたいレースです。 よって、◎は、超スローペースの新馬戦で、ラスト1Fで後の小倉2歳Sの2着馬ダイイチターミナルを突き放し、最後までラップを落とさずに勝利した(3)アエロリットを推します。続く休養明けの前走・サフラン賞は、この馬自身もひっかっかっていましたが、同じく外からひっかっかったアンバーミニーに競られたためにペースが上がり、トーホーアレスの直線一気を許しました。しかし、勝ち馬トーホーアレスとの着差はハナ差。本来ならば、阪神ジュベナイルFにエントリーしていたのは、アエロリットのほうだったでしょう。 前走で思わぬ取りこぼしをしてしまったアエロリットですが、競ったアンバーミニーが再下位まで失速したことが、この馬の強さを物語っています。今回の相手を考えれば、1番人気でもこの馬が本命でしょうがないと見ていますが、突き抜けて勝利するようであれば、今春のクラシックでの活躍も期待できるでしょう。 〇は、リスグラシューが勝ったハイレベルなアルテミスSで7着と、メンバー中では最先着の(6)ヒストリア。アルテミスS当日は、Bコース替わりで内が伸びていたことを考えると、コーラルプリンセスも強い内容でしたが、内々で一昨年の共同通信杯のドゥラメンテに近いくらい折り合いを欠いても、最後まで伸びたあたりにヒストリアの秘めた能力を感じ取ることが出来ました。配当妙味も含めて一考してみたい馬です。 ▲は、昨年9月の中山の新馬戦を逃げて圧勝した(12)アルミューテン。この新馬戦のラスト3F11秒7-11秒7-11秒3。ラスト1Fで加速したあたりに高い素質を感じ取ることが出来ました。PP指数でも、この新馬戦は高い評価となっています。続くアイビーSは相手が強すぎたメンバー構成、そして出遅れたために能力を発揮できず。そして前走の葉牡丹賞は、後方から一気の追い込みが決まる流れを逃げたために大失速してしてしまいました。 前走の葉牡丹賞には、今回のフェアリーSに出走していたならば上位人気に支持されたであろうアピールバイオも出走しており、先行策から11着と大敗しています。このことからも葉牡丹賞で先行していたことがいかに厳しいペースだったのかを理解することができるでしょう。近2走はクラシックの主役級の馬たちが相手で、さらに不利があったために大敗してしまいましたが、新馬戦の走りを再現できれば巻き返しがあって不思議ない馬です。 以下特注馬として、デビューから上昇一途で、前走のダートの未勝利戦では2着馬に4馬身、3着馬に11馬身、4着馬に15馬身差をつけての楽勝でした。前走の内容から芝よりもダートでこそという評価もできますが、成長力があるとも受け取れます。また、前走で厳しい流れを経験しているので、この馬がダート専用馬でなかった場合には、急上昇する可能性もあります。吉凶含みですが、良い方に出た場合の一発を警戒しました。 △に前走の葉牡丹賞では、アルテミスSの4着馬アピールバイオを3着に降して完勝の(1)コーラルプリンセス。前々走のアルテミスSでは8着に凡退しましたが、前記したようにアルテミスS当日は、Bコース替わりで内が伸びる馬場。出負けして外々から追い上げる形となったこの馬は、決定的な敗戦ではありませんでした。本当に強ければ、アルテミスSも通用したはずですが、サフラン賞、アルテミスS、赤松賞で善戦してきたアピールバイオをこのレースの物差しにするならば、おのずと浮上します。 あとはハイレベルなアルテミスS組の一頭(11)メローブリーズ。この馬はアルテミスSで14着に凡退していますが、4コーナーから直線にかけて外に持ち出そうとしたときに、かなり狭い状態が続き仕掛けが遅れてしまったのも敗因のひとつ。外々から他馬をねじ伏せた前走内容がなかなか強く、距離さえ持てばここで通用しても不思議ないでしょう。 他ではメンバー中で唯一の2勝馬で、札幌2歳Sでも2着の(4)ブラックオニキス。近2走がひと息ですが、タフな馬場適性が高く、今の中山ならば無視はできないでしょう。PP指数の最高値がトップクラスの馬だけに、現時点で7番人気まで評価を落とした今回は「買い」です。 |
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