Tip coliseum > E.Yamazaki's TipHAKODATE SPRINT S G3 - 12/6/2022 Hakodate11R |
|
|
|
Open Range |
|
Comment |
■今年の函館スプリントSはハイペース必至 函館スプリントSが行われる芝1200mは、前半で坂を上って、後半で坂を下るコース。このためスプリント戦としては本来ペースが上がりにくいのですが、高松宮記念以来の芝1200m戦となるために、トップクラスのスピードタイプが集い、意外とペースが上がることが多いのがポイント。 今年も札幌開幕週で行われた昨年の函館スプリントCを逃げ切ったビアンフェが出走。ビアンフェと言えば、2020年のスプリンターズSで外枠からモススーパーフレアとのハナ争いを演じた馬。モズ以外はハナを切らせないというスタンスの馬なので、ここも同馬がハナを主張して、2番手がレイハリアという隊列になる公算が高いでしょう。 今年は例年の1回函館開幕週よりやや時計を要していることもあり、前半3F33秒5を切るペースで、1分7秒台後半の決着となるとかなりのハイペース。ここはなるべく内目の差し馬有利の決着となると見て、予想を組み立てました。 ■有力馬のコメント ◎ (7)ナムラクレア 休養明けのフィリーズレビューで2着、桜花賞で3着と好走した馬。2017年に同じローテーションだったジューヌエコールがこのレースを制していますが、同馬はフィリーズレビュー4着、桜花賞9着だった馬で、シンプルに成績&指数はナムラクレアの方が上です。 ナムラクレアは前々走のフィリーズレビューでは、着順が悪くても桜花賞に出走できるだけの賞金を積んでいたこともあり、同レースでは大幅馬体増での出走。前々走では2番枠からやや出遅れたものの、そこから押して中団内目を追走。3~4角で中団内目から徐々に外に出し、4角で外に出されると、直線序盤で一気に先頭列まで並びかけたものの、内からサブライムアンセムにアタマ差出られての2着でした。 今年のフィリーズレビューも例年のように緩みなく流れたことで、勝ち馬ほどではないにせよ、展開に恵まれたことは確かですが、太目の体で2着を死守したことは立派でした。また、体を絞って出走した前走の桜花賞では3着。ここでは1番枠から五分のスタートを切って、2列目の内を維持する積極策。3~4角でも2列目の内という最短距離で、内が圧倒的に有利な馬場状態を完全に利する形の3着でした。 今回はジューヌエコールとは異なり、この中間の追い切りでは併せ馬に遅れを取るなど、前走で目一杯仕上げた影響は出ているよう。それでも短距離戦では圧倒的に有利な軽斤量50Kgで出走できることを考えれば、ここは有力でしょう。 ナムラクレアはデビュー2戦目のフェニックス賞では、出遅れて最後方から3角3番手まで上がっていく、ロスの大きい競馬ながら勝利。次走の小倉2歳Sもなかなかの好指数で快勝したように、芝1200m戦でも実績がある馬。スプリント戦なら幅広い展開に対応できる点も魅力です。 ○ (3)ライトオンキュー 2019年の京阪杯の覇者で、2020年はキーンランドCで2着、昨年はシルクロードS2着の実績。京阪杯やキーンランドCは、外差し馬場を利しての1着、2着でしたが、4走前となる昨年のシルクロードSでは、モズスーパーフレアがペース引き上げる中、好位の中目からラスト1F手前で先頭に立っての2着。大外からシヴァージに差されたものの、正攻法の競馬で重賞連対を果たしたのは大きな収穫でした。 3走前の高松宮記念では、休養明けのシルクロードSを好走した反動で鼻出血を発症し、17着大敗。そこから8ヵ月の休養明けとなった前々走・京阪杯でも7着に敗れました。しかし、そこから再び立て直された前走の高松宮記念では13着大敗も、重馬場でオーバーペースの逃げを打ったレシステンシアの2列目の内を追走してのインから追い込んだ勝ち馬と0.6秒差は立派。 今回は斤量58Kgと重く、前走時着用したブリンカーも外してくるとなると、前走時のように好位を追走するのは苦しいと見ていますが、だからこそ展開に恵まれる可能性が高いと見て、対抗評価としました。 ▲ (11)ジュビリーヘッド 前走で3勝クラスの船橋SをV。同馬は3勝クラスで上位接戦に加わりながらも、終いが甘くなる面があり、なかなか勝ち上がれなかったものの、前走では速い流れを6番枠から好発を切って、馬場の良い好位の中目で流れに乗り、最後の直線でももうひと脚が使えました。体力がついてきているよう。 今回は重賞で相手が強化されますが、今回は人気薄の立場。前が飛ばす流れを勝ちに行かずに差す競馬なら、上位争いに加わってくる可能性が高いでしょう。 △ (4)キルロード 前走の重馬場の高松宮記念では、17番人気で3着と大波乱を演出した馬。前走は10番枠から好発を切って、そこから押して押しての先行策で2列目の外まで持っていく形。3~4角でも前2頭を見ながら押して追走し、最後の直線ではジリジリ伸び、ラスト1Fでは内からナランフレグ、外からロータスランドに襲されたもののそれらとはクビ差、ハナ差でした。前走時はレシステンシアがかなりのハイペースで引っ張ったことを考えると、本当によく粘りました。 同馬は4走前にもタフな馬場で消耗戦となった福島テレビオープンも2番手から押し切って勝利していることから、時計の掛かる馬場&速い流れは得意と言えます。今回は前走で自己最高指数を記録した後の一戦で、前走からの指数ダウンが予想されますが、今回も洋芝のハイペースとわりと条件が向くだけに、警戒が必要でしょう。 △ (5)タイセイアベニール 2020年昨年5月にオープンの鞍馬Sを勝利後、やや不振でしたが、ここは来て前々走のラピスラズリS・2着、前々走のシルクロードS・5着と盛り返しを見ている馬。前記の鞍馬Sは開幕週ながら、極端な高速馬場ではない状況の中、前半3F32秒8のかなりのハイペースをやや出遅れ&二の脚が遅く、後方からの競馬になったことで展開に恵まれたもの。 後方でしっかり脚をタメての後半型の馬だけに、当てにならない面も当然ありますが、今回は展開に恵まれる可能性が高いだけに、警戒しました。コーナリングが上手いタイプの馬ではありませんが、人気も暴落しているだけに、知れっとイン差しというパターンもありそうです。 △ (8)ヴェントヴォーチェ 前走の春雷Sでスプリント重賞でも上位の2着馬タイセイビジョンに3馬身半差をつけて快勝した馬。休養明けの前々走・北九州短距離オープンでは、時計の掛かる馬場で前半3F33秒6-後半3F35秒1の速い流れを、引っ掛かるほどの行きっぷりを見せて、好位の中目を追走。鞍上が手綱を引っ張っているうちに、3~4角で位置を下げてしまう不利があったものの、最後の直線では馬場の良い外を通しての4着でした。 前々走がチグハグで能力を出し切れなかったため、前走の春雷Sでは上昇。平均的な流れを6番枠から好発を決めて、今回はピッタリと好位の中目で折り合い、4角手前で外に出されると、そこからじわじわ伸び始め、ラスト1Fで一気に加速しての完勝でした。 今回は前走で自己最高指数を記録した後の一戦で、前走からの指数ダウンが予想され、さらに先行馬多数の中枠なると包まれてしまう可能性もありますが、上手く乗れれば上位争いに加われる勢いはあるだけに、ここは警戒しました。 △ (9)ボンセルヴィーソ 重馬場で行われた昨年3月の東風Sで、2列目の外からしっかり緩みない流れに乗って、逃げ粘るトーラスジェミニ(後に七夕賞勝ち)との一騎打ちを演じた馬。同レースではクビ差の2着に敗れたものの、3着馬に付けた差は3馬身ととても優秀でした。 同馬は3走前のニューイヤーC・3着時も、前々走の東風S・1着時も芝1600m戦だったように、マイルがベストの馬。しかし、6走前の北九州記念でも外>中>最内>内の馬場状態の中、1番枠から外よりも馬場の悪い最内から2番手まで位置を押し上げて、勝ち馬と0.4秒差に善戦しています。 スプリント戦がまるっとダメな馬ではなく、前走のダービー卿CTでは、前半3F34秒1というスプリント戦よりも速いペースを先行しているだけに、芝1200mのここでも楽にレースの流れに乗って行けるはず。過剰に人気がないので、買う価値はあるでしょう。 |
Sure Tip |
|
Combination |
|
Total Betting |
|
How about this tip? |
![]() |
15Nice |
Tip view |
527view |