Tip coliseum > E.Yamazaki's TipKOKURA DAISHOTEN G3 - 20/2/2022 Kokura11R |
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■1800m以上で実績のある差し馬が有利 小倉大賞典が行われる小倉芝1800mは、最初の1角までの距離が約272mと、スタートしてすぐにコーナーを向かえます。外枠の馬は1角から外を回ることになるので、内枠が断然有利なコースですが、これはトラックバイアスのない高速馬場であればの話。小倉も開催が進むと馬場の内側が荒れ、先行各馬が直線で馬場状態の良い外を走らせようと早めに動いて行くこともあり、結果、外差しが決まることが多くなります。 今回は4番枠のノルカソルカがハナを主張する可能性が高いものの、前走から距離延長を意識して、コントロールしながらの競馬になる公算が高く、そこに逃げてこそのトップウイナーがハナに行けば、ノルカソルカは控えるでしょう。先行馬も手薄でそこまでペースが速くなる要素はありませんが、馬場がタフで上がりも掛かるので、やはり差し馬のほうが有利でしょう。 また、外から差すということは、ロスの大きい競馬になるということ。このためマイル路線組は、容易に通用しません。時計が掛かって流れも速くなるほど、この傾向は顕著になるでしょう。実際に過去10年を見ても、3着以内馬の30頭中、26頭が前走で1800m以上を使われていました。その内訳は1着馬1頭、2着1頭、3着2頭で、1着のアルバートロック(2016年)は、芝1800mで3勝していた馬。前走時が初めてのマイル戦出走で3着に敗れていました。 まとめると小倉大賞典は前走1800m以上のレースに出走していた、芝1800m以上で実績のある差し馬が有利ということです。今年も馬場悪化が顕著ということもあり、それらを中心に予想を組み立てたいです。 ■予想 ◎ (12)ランブリングアレー 5走前の愛知杯では3着馬に3馬身差をつけ、マジックキャッスルとの接戦の2着に好走し、ここではNO.1タイの指数を記録した実力馬。5走前は激流で先行馬総壊滅となった中、中団後方のマジックキャッスルよりも一列前の位置から、直線で早めに動いたもの。同馬が早めに動いたのは、中団の中目で包まれ、4角から直線を向いて開いたスペースに突っ込むしか進路確保のチャンスがなかったから。もう少し脚をタメられていれば、優勝していた可能性もありました。 同馬はその後も能力の高さほどには人気にならず、中山牝馬Sは1着、ヴィクトリアマイルは2着と好走。そして前々走のオールカマーはコントロールして中団中目に控える形を選択。グローリーヴェイズの捲りで3~4角でペースが上がる中、やり過ごしで最後の直線に懸ける選択をしましたが、4角から直線序盤で進路がなくなる不利。しかし、進路ができてからも伸びあぐねたのは、休養明けのぶんでしょう。 また、前走のエリザベス女王杯は序盤は無理をさせずに中団中目を追走していたものの、2角で内に入れて好位まで押し上げていく競馬。3~4角でも3列目の内で進めて、4角で2列目の内から捌き切って2番手に上がって直線。エリベス女王杯は差し、追い込み馬が掲示板を独占したように、かなり後方馬が有利だったことを考えると、内から位置を押し上げたことが致命的となりました。いつものように中団待機策ならチャンスがありましたが…。 ただ、前走で早仕掛けが裏目に出たことで、今回は勝ちには行かないはず。今回こそは外差し馬場を利して差して来ると見て本命としました。不良馬場の中山牝馬Sを優勝していることからも、馬場悪化も問題ないでしょう。 ○ (16)アリーヴォ 小倉芝コースで4戦4勝。特に前走の壇ノ浦特別は1番枠を利してイルタマルがマイペースで逃げ切る流れを中団中目から向正面で内目に入れながら位置を上げ、4角出口で外に出し、最速の上がり3Fタイムを駆使して勝利と上々でした。 今回は休養明け好走の反動が懸念されるところですが、不良馬場だった3走前の柳川特別でも差し切り勝ちを決めており、馬場悪化も問題なし。小倉巧者ゆえに過剰人気ですが、外差し馬場の外枠も好ましく、対抗評価としました。 ▲ (8)ヴァァイスメテオール 昨夏のラジオNIKKEI賞の優勝馬。ラジオNIKKEI賞は雨の福島でややタフな馬場でペースもそれなりに速くなりましたが、2番枠から中団の内でレースを進めて向正面から中目に出し、そこから位置を押し上げ、ラスト2F(4角)では先頭に並びかけて行く形。直線序盤で抜け出して、2馬身半差の快勝でした。 同馬はぶっつけ本番となったとの次走の菊花賞では16着大敗を喫しましたが、距離の問題もあったにせよ、本調子ではなかったのも確か。今回は立て直されての一戦になるので、変わり身を期待しました。スタミナが不足する休養明けで道悪をこなすのは楽ではありませんが、不良馬場で行われた4走前の1勝クラスで追い込み勝ちを決めているので、時計の掛かる馬場自体は問題がないはず。 △ (3)レッドフラヴィア 同馬が自己最高指数を記録したのは5走前の芝1800m戦、蓬莱峡特別(2勝クラス)。1番枠から大逃げを打ち、4角では2着馬エレヴァテッツァが外から上がって直線ではいったん先頭に立たれたものの、それを差し返して2馬身差の完勝でした。 同馬は6走前の1勝クラスを勝利時も不良馬場での逃げ切り勝ち。スタミナ豊富で道悪歓迎のタイプです。休養明けの前走ターコイズSはペースが速かったこともあり、序盤で置かれて位置を下げながらの苦しい競馬になりましたが、ひと叩きされて最適距離のこの舞台で巻き返しを期待します。 |
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