Tip coliseum > E.Yamazaki's TipMERMAID STAKES G3 - 20/6/2021 Hanshin11R |
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マーメイドS出走馬が経由しているここ1年のレースで、もっとも高指数決着だったのは、ラッキーライラックが優勝した昨秋のエリザベス女王杯で指数「-24」。次点がサトノアーサーが優勝した関屋記念、サラキアが優勝した昨秋の府中牝馬S、マジックキャッスルが優勝した愛知杯でともに指数「-23」。 エリザベス女王杯の経由馬は、(8)ソフトフルート、(5)シャドウディーヴァ、(15)ミスニューヨーク。関屋記念の経由馬はアンドラアステ、府中牝馬Sの経由馬は(5)シャドウディーヴァ、愛知杯の経由馬は、(2)アブレイズ、(4)カセドラルベル。前記レースの上位馬は軒並みハンデが課せられていますが、もっとも王道路線を通ってきた馬は、府中牝馬S、エリザベス女王杯を経由しているシャドウディーヴァということになります。 (5)シャドウディーヴァは出負け癖がり、重賞では常に後半型のレースになるので未だに重賞未勝利という立場。しかし、重馬場の府中牝馬Sで2着と好走しながらも、超高速馬場の東京新聞杯でも3着と、馬場不問で幅広い競馬に対応できるのが魅力。昨日の重馬場から馬場か回復しても問題はないでしょう。エリザベス女王杯でも勝ち馬と0.7秒差(8着)に善戦しているように、芝2000mでも問題ありません。よって、今回は同馬をを本命◎とします。 ○は、昨年のエリザべス女王杯では、(8)ソフトフルート、(5)シャドウディーヴァに完敗でしたが、その後に力をつけて重馬場で行われた前々走の準オープン、スピカSを制した(15)ミスニューヨーク。同レースではアガラスが逃げて、速い流れ。後方で脚を温存させたことが功を奏しましたが、3~4コーナーでアガラスが下がり、2番手以下が一気に仕掛けて、中団の大外をぶん回す形になりながらも外からジリジリと伸び、ラスト1Fでそのままグンと伸びて、メンバー最速の上がり3Fタイムで勝利した点は立派です。 前走の福島牝馬Sではそのタフな競馬が祟り、本来の能力を出し切れずの9着に敗れました。前走はスローペースで逃げ馬が逃げ切る展開でしたが、二の脚が遅く、中団の位置も獲れず、後方からレースを運ばざるを得なくなったのが9着の敗因でしょう。しかし、勝ち馬との着差は0.5秒差と、それほど負けていないので、ここは巻き返して来ると見ます。 ▲は、勢いある4歳馬でハンデ50㎏が魅力の(1)シャムロックヒル。このレースは過去10年でハンデ51㎏以下の馬が【3・4・1・35】と好走しているのがポイント。1着の該当馬は、2018年のアンドリエッテ(10番人気)、2019年のサラス(7番人気)、2020年サマーセイント。2着の該当馬は、2012年のクリスマスキャロル(7番人気)、2014年のコスモバルバラ(13番人気)、2016年のヒルノマテーラ(7番人気)、レッドランディー二(10番人気)。3着の該当馬は、2012年のメルヴェイユドール(10番人気)。 前記の馬は、前走で1勝クラスを勝利か、2勝クラスをチョイ負けしている馬ばかり。そこを考えると、シャムロックヒルの前走、寿Sは14着と大敗し過ぎていますが、前走は緩みない流れを先行したもの。休養明けの前々走では、正攻法の競馬でしっかりと結果を出しているだけに、ここで巻き返しがあっても不思議ないでしょう。 あとは△に、前走の京橋Sでは、超絶高速馬場を利してブライドランドの単騎逃げ切りが決まる流れを、距離延長を意識して抑えて後方の3番手でレースを運んで、ハナ差の2着と好走した(9)イズジョーノキセキ。前走は直線でやや苦しい位置から、アカイイトとソフトフルールの間を捌いて急追しての2着。末脚型のアカイイトやソフトフルールを上回る上がり3Fタイムを記録した点は高い評価ができます。同馬は前からでも後方からでも戦える柔軟さが魅力で、一応の格上挑戦となりますが、重賞のここでも通用する素質を秘めています。 他では、準オープンの安定勢力でハンデ51㎏が魅力の(13)クラヴェル。休養明けの前走、シドニーSでは前半5F62秒7の超絶スローペースで後半勝負となった中、ソフトフルールやアカイイトの決め手に屈したものの、ソフトフルールに斤量が54㎏に対して、こちらは51㎏ですから、逆転の余地は十分あるでしょう。 さらに休養前の前々走飛鳥Sでは、後のシドニーSの2着馬、アカイイトを撃破して勝利した(7)レッドベルディエス。同馬が前々走で記録した指数は、今回人気のイズジョーノキセキやソフトフルールの前走と同等のもの。休養明けの前走ヴィクトリアマイルは、距離が短く、追走に苦労して12着敗退も、芝2000mのここなら巻き返せるでしょう。 最後に4~5走前に地方のダートを使ったことで体力がついて、3走前の七夕賞では、タフな馬場を逃げて勝ち馬と0.7秒差(6着)に善戦した(11)パッシングスルー。休養明けの前走、福島牝馬Sでも○(15)ミスニューヨークと同タイムの10着に善戦していることから、芝でもやれると見て、印に加えました。 |
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