Tip coliseum > E.Yamazaki's TipSAPPORO NISAI STAKES G3 - 31/8/2019 Sapporo11R |
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先週の新潟2歳Sは、素質高い(≒瞬発力が優る)1戦1勝馬がワン、ツーを決めました。しかし、3着は2戦1勝馬のビッククインバイオ(6番人気)だったように、この時期の2歳重賞は、キャリアが豊富な馬が優勢。 3年前のこのレースでもキャリア3戦のトラスト(5番人気)とキャリア5戦のブラックオニキス(10番人気)がワン、ツーを決めて大波乱となりました。また、一昨年もキャリア2戦のファストアプローチ(4番人気)が2着、キャリア4戦のダブルシャープ(7番人気)が3着と好走。昨年もキャリア2戦のニシノデイジー(6番人気)とキャリア3戦のナイママがワン、ツーを決めています。 確かに、1戦1勝馬が優勝している年も多いですが、そういう年は札幌2歳Sがレベルが高い決着になることが多く、これまでもロジユニヴァース(2008年)、コディーノ(2012年)、レッドリヴェール(2013年・函館開催)がこのレースを高指数(PP指数14pt)で制して、後のG1でも活躍しています。 つまり、横一線の力関係ならば、キャリアが豊富な馬のほうが有利ということ。これはデビュー2戦目よりも、デビュー3戦目、それよりもデビュー4戦目のほうが伸びしろが大きいからです。デビュー5戦目を超えてくると、それほど大きな伸びしろがありませんが、とにかくデビュー5戦目くらいまでは成長力を見せてくれます。 2歳戦はおおいにして新馬戦を圧勝した馬が、人気の中心に支持され、一見、そちらを狙うほうが堅実で順当な予想に感じます。しかし、その実、配当妙味のない穴馬を狙っているようなもの。実際、1番人気で掲示板にも載れていない馬は、ミッキーユニバース(2014年)やタガノアシュラ(2016年)など、1戦1勝馬ばかりですよね? キャリアが豊富な能力上位馬を狙うほうが、よっぽど堅実なのです。 また、札幌2歳Sは、この時期の2歳中距離戦としては、緩みないペースで流れます。洋芝では瞬発力がやや足りない馬でも、持久力が優れば新馬戦や未勝利戦を、わりと楽に勝てるため、前走逃げ切り勝ち、もしくは早め先頭から押し切って勝利した馬が多く出走してくるからです。もちろん、札幌の連続開催の最終日で、時計の掛かる馬場で行われることも影響しているでしょう。 まとめると、よっぽど馬場が悪化しない限り、極端に前が残ることもないし、追い込み馬が上位を独占するようなこともないということ。ほぼキャリアの差と能力で決着しているので、このことを踏まえて予想を組み立てると、的中に近づけるでしょう。 しかし、断然1番人気のゴルコンダの前走・未勝利戦は、2着に大差を付けてのレコード勝ちと強かったものの、逃げて圧勝した馬の次走は、前記したミッキーユニバースのように思わぬ凡退もあり、信用ができません。 また、ディアセオリーとダーリントンホールの新馬戦はなかなかの内容、特にディアセオリーの馬体は大物感を感じさせますが、これらは1戦1勝馬。前記したように思わぬ凡退をすることもあるでしょう。この時期の2歳戦、特に札幌2歳Sはキャリアが豊富な馬が有利を加味して、外から早めに勝ちに行き、最後まで減速することなく勝利した前走・未勝利戦の勝ちっぷりが秀逸で完璧だったブラックホールを本命◎とします。 ○は、2歳戦で賞金を稼ぐことが育成方針のディアレストクラブの所有馬(9)ディアセオリー。2列目の外からレースを運び、3~4コーナーで動いて、早め先頭から最後までいい脚を持続させて押し切った前走・福島の新馬戦も優秀でした。また、この中間の追い切りでは、2勝クラスの古馬と併せ馬をしているあたりからも期待の高さが伺えるだけに、ここは対抗評価。 ▲は、前走・函館の新馬戦では、好スタートから控えて2列目でレースを運び、鮮やかに内から捌いてメンバー最速の上がりを駆使して勝利した(1)ダーリントンホール。前走で1馬身半差の2着だったコスミックエナジーは次走・未勝利勝ち。また3着馬に5馬身差をつけての勝利でした。前記したように新馬戦が好内容でしたので、対抗評価としました。 以下特注馬として、新馬戦はワーケアに完敗も、未勝利戦では今回と同距離コースをレコードタイムで圧勝した(10)ゴルゴンダ。この馬は差しから逃げに戦法を変えて2着に大差を付けての勝利。このタイプはいかにも逃げ馬で、逃げられなかった場合が脆い可能性もあること。また、成績にムラが出やすいことから狙い下げました。 あとは△にキャリアが豊富でデビューから上昇一途の(2)コスモインペリウム。前走のコスモス賞は正攻法の競馬で勝ち馬と0.2秒差(4着)。今回でさらなる成長力を見せることが出来れば、上位争いに加われるでしょう。 他では初芝の前走・クローバー賞で2着と好走し、芝適性の高さを証明した(4)ヨハネスボーイ。この馬がクローバー賞でマークした指数は3年前のトラスト(当時、川崎所属)と比べるとやや見劣るものの、芝に慣れての上積みを考慮すれば、ここで通用しても不思議ないはず。 |
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