Tip coliseum > E.Yamazaki's TipJAPAN CUP G1 - 24/11/2013 Tokyo11R |
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今年のジャパンCは逃げ馬不在と言われています。本来は1番枠ヴィルシーナが逃げるのが自然ですが、ドスローのエリザベス女王杯でも、好スタートを切ったのにわざわざメイショウマンボの後ろに控えるというレース内容でしたので、今回も鞍上の岩田騎手は調教師の指示通りに折り合う可能性もあります。 しかし、、いかに逃げ馬不在でも完全なるスローにならないのが国際G1のジャパンCです。ブエナビスタが勝った一昨年のジャパンCでも「逃げ馬不在」と謳われ、前半3F37秒1、1000m通過が1分01秒8のスローで流れましたが、その後ウインバリアシオンが我慢できずに仕掛けてラスト5F目から11秒台が連発する、それなりの消耗戦になりました。結局、目の前に賞金2億5000万円もぶらさげられて、我慢したまま終われる馬はいないということです。 平均ペースよりも速くなるからジャパンCは、フロックが効かず、毎回、真に強い馬が勝つのです。凱旋門賞で勝ち馬と20m差の2着着となった昨年のオルフェーヴルがジャパンCで2着に敗れたように、前走を大目標にした馬もなかなか勝てませんが、もともと強い馬(能力最高値の高い馬)しか勝てないというのが、これまでのジャパンCの歴史です。 よって、◎は昨年のジャパンCを勝った強い馬(7)ジェンティルドンナを素直に信頼します。今年に入って1勝も挙げていませんが、長所は昨年よりも積極的に前で立ち回れるようになった点です。前々走の宝塚記念、前走の天皇賞(秋)ともにオーバーペースに巻き込まれて3着、2着に敗れましたが、今回は近2走よりもペースが速くならない可能性が高いこと、休養明けの前走でトウケイヘイローのオーバーペースに巻き込まれて2着に失速したことから、2戦目の今回での上積みが見込めます。前走でどれだけ厳しい競馬をしたかは、天皇賞(秋)を先行して15着に敗れたダイワファルコンが先週の福島記念で楽勝したことが証明してくれています。前走の天皇賞(秋)を前哨戦として捕らえるならば、理想的な敗戦でした。休養明けの天皇賞(秋)で逃げ馬メジロパーマーのオーバーペースを追い駆けて失速→次走のジャパンCでは文句なしの強さを見せたトウカイテイオー的な巻き返しを期待します。 ○は前々走の宝塚記念で正攻法の競馬で勝利した(13)ゴールドシップ。この馬も強い馬ですが、スタートが良くないので、リスクヘッジで対抗までとしました。ゴールドシップが出負けしても勝つパターンは前が崩れる流れになるか、道中でペースが緩んだところで捲くるかの2パターンですが、今回では今年の天皇賞(春)のように意外と緩まない可能性もあります。しかし、前走の京都大賞典ではニューダイナシティがヴィルシーナのペースに我慢できずに3コーナーで仕掛けて、7F目から11秒台が連発する消耗戦を勝ちに行った点は高い評価が出来ます。その地点から仕掛けて行って4着に敗れたアドマイヤラクティは次走のアルゼンチン共和国杯で2着、3着に敗れたトーセンラー先日のマイルCSで鮮やかな勝利を飾りました。ゴールドシップは出遅れて追走に脚を使わされながら、ニューダイナシティとともに動いて行っての5着ですから、ある意味すごい内容でした。ことスタミナのカテゴリーならば、ジェンティルドンナを上回るでしょう。 ▲はこの夏の上がり馬で前々走の京都大賞典2着の(3)アンコイルド。前々走の京都大賞典は勝ち馬ヒットザターゲット同様に展開がハマっただけなのでそれほど高い評価はできませんが、前走の天皇賞(秋)で先行してジェンティルドンナと0,4秒差の4着に善戦したことは高い評価ができます。着実に力をつけているのでしょう。あと少しの成長力で通用します。 以下特注馬として、今年のドバイシーマクラシックでは2着ジェンティルドンナと0.5秒差の4着、3走前のサンクルー大賞では次走キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝ち、凱旋門賞ではオルフェーヴルのライバルとしてその名が知れ渡ったノヴェリスト(凱旋門賞は熱発で回避)と0.2秒差(2着)の(10)ドゥナーデン。休養明けの前々走フォア賞はステラウインドが逃げるスーパースローペースで、その流れをオルフェーヴルの直後につけて決め手比べの形に持ち込んだために8着に敗れました。厩務員さんのコメントによれば「バカンスをハッピーに過ごさせすぎて、体も太かった」とのこと。 また、前走のメルボルンCは一昨年に勝ち馬だったこともあり、トップハンデ58.5kgを背負わされて1番枠。外から被せられて進路がほとんと確保できなかったために11着に敗れました。けっして調子落ちではないのです。フォア賞でオルフェーヴルとのガチンコ勝負で見せ場がなかったことから、凱旋門賞ではなく高賞金も考慮してメルボルンCを選択したドゥナーデンですが、3度に亘るセント二コラスアビーとの3度に亘る対戦比較を考えれば、能力は2強と大差のないものがあります。あとは高速馬場に対応できるかどうかですが、欧州の馬としてはバネがあるので、日本の馬場にも対応できる可能性がけっこうあります。 あとは△に1番枠を利したロスのない逃げ、淡々としたペースで逃げれば面白い(1)ヴィルシーナ。桜花賞、オークス、ローズS、秋華賞でジェンティルドンナと戦って、もっとも着差をつけられたのは差しに転じたオークス、もっとも着差を詰めたのが逃げの手に出た秋華賞です。つまり、ヴィルシーナはスタミナ比べならジェンティルドンナと大差はないけれど、瞬発力比べならジェンティルドンナに大きく見劣るということになります。秋華賞や前走の京都大賞典のように、捲くりを許さない淡々とした平均ペースの逃げが打てれば、馬券圏内突入のチャンスが残されています。 他ではオークス&秋華賞で1番人気に支持されながら結局クラシックをひとつも勝つことができなかったものの、前哨戦のフローラS&ローズSを勝利した(9)デニムアンドルビー。確かに世界を意識するするレベルの馬ではないかもしれませんが、スピードに乗ってからがしぶといゴールドシップ型なので、レース序盤の追走力不足が改善されれば、角居調教師の期待どおりの馬に化ける可能性もあります。今回で評価したいのは、斤量53kgということと、秋3戦を消化してもここへ出走してこられるだけの体力が残っていることです。体力が残っているのは、デニムアンドルビーの体質の強さもありますが、前走のエリザベス女王杯5着は実はPP指数上の凡走で能力を出し切れなかったことが大きいのも事実。エリザベス女王杯の凡走が起爆剤となっての激走一発を警戒します。 |
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