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3月5日の中山11Rで行われた第54回弥生賞(3歳オープン、GII、芝・内2000メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=5400万円)は、福永祐一騎手騎乗の1番人気カデナ(牡、栗東・中竹和也厩舎)が制して、昨年の京都2歳S・GIIIに続く重賞連勝を飾った。タイムは2分3秒2(良)。2着のマイスタイル(8番人気)、3着のダンビュライト(5番人気)までが、皐月賞(4月16日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
レースはマイスタイルが逃げ、ダイワキャグニー、テーオーフォルテ、ディアシューターが続く展開。9番手につけたカデナは3~4コーナーにかけて徐々に進出すると、直線で大外から一気に脚を伸ばし、内で粘るマイスタイルを1/2馬身差で差し切った。5番手から直線で内めを伸びたダンビュライトがさらに1馬身1/4離れた3着。3番人気コマノインパルスは6着、2番人気ダイワキャグニーは9着だった。
カデナは、父ディープインパクト、母フレンチリヴィエラ、母の父フレンチデピュティという血統。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産馬で、馬主は前田幸治氏。通算成績は5戦3勝。弥生賞は、中竹和也調教師は初勝利。福永祐一騎手は2003年エイシンチャンプ、15年サトノクラウンに次いで3勝目。
◆福永祐一騎手「休み明けでしたが、調教で乗ったときより動ける感じがしていました。スタートはいつもより出てくれましたし、早めにスパートをしたのに、よく伸びてくれましたね。(皐月賞は)ペースも頭数も違うので、きょうみたいなおおざっぱな競馬はできませんが、持ち味を殺さないようにしたいです」
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